昨日のよい天気にここぞとばかり洗濯・布団干し・お掃除・ときどきTV見てぼーっと…
TV「今日は暦の上で半夏生(ハンゲショウ)、香川県ではうどん無料が振る舞われています」
なんで!!!Σ( ̄Д ̄)
半夏生って漢方ではよく使われる生薬半夏<はんげ>が生える頃って暦なんです。
ハンゲショウという植物が白くなる(半分化粧したようになる)頃ともいうようですが、
あれあれ、うどん関係なかったはずなんだけど……。
TVによると、ちょうど半夏生の頃に小麦の刈入れと田植えが終わるため、
この時に収穫した小麦でうどんを打ち、農家の人たちをねぎらうのが目的だったようです。
香川県ならではの半夏生、麺好きいのうえ思わずうっとり
それはさておき、漢方を取り扱う私たちですので半夏について。
半夏はカラスビシャクという植物の塊茎。
カラスビシャクという名前も、
まるでカラスが使う柄杓のような形というところからついたようです。
私が薬草園実習で急いでスケッチした画

※いのうえ、美術は2
しぶさわに、何これ、ミドリムシ?と言われてしまったので…
写真はネットで検索してみてください(涙
畑などに生えるものなので、
農家の人が作物を収穫するときに半夏もこっそり収穫して売っており、
農家のへそくりなんて言われたりもしたようです。
そんな半夏ですけども、どんな力をもっているの?って話ですね。
体を温めて余分な湿気や痰をのぞいたり、吐き気を抑えたりと、
湿度が高い地域に住み、胃腸の弱い民族の日本人にとって
何かと不調時に役立つ処方によく含まれています。
半夏瀉心湯、半夏厚朴湯、健胃顆粒、温胆湯、勝湿顆粒、平喘顆粒…
う~ん、挙げるとキリがない 苦笑
とにかく広く使われている半夏、
カラスの柄杓だの農家のへそくりだのと
呼び名いっぱいなところが私のお気に入りです★
ちなみに今までのブログの流れをくむのならば、
カラスビシャクの花言葉は「心落ち着けて」。
みなさま平常心を持って検索してみてください(笑)