朝はだいぶ涼しくなり、「秋だなあ~」としみじみ感じるシーズンになってきました。
二十四節気上では、今年の「秋」を三つに分けるとこのようになります。
初秋・・・立秋8月7日~白露の前日9月6日
仲秋・・・白露9月7日~寒露の前日10月7日
晩秋・・・寒露10月8日~立冬の前日11月6日
秋の前半、初秋はまだ夏の暑さに秋の乾燥が合わさる「温燥」、
秋の後半、晩秋は冬の寒さがに秋の乾燥が合わさって「涼燥」となるのが特徴です。
このように秋は「乾燥」の季節。
これが邪気となり「燥邪」(そうじゃ)になると人の体の潤いを奪ってしまうのです。
特にみずみずしくてデリケートな臓器「肺」は影響されやすく、のどの渇き・空咳・痰が切れにくくなります。
皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。
「人の体の潤いを奪う」...
乾燥肌や敏感肌の方には嫌~なフレーズですね。
カサカサや痒み、フケが出たり唇の皮がむけてしまったり。
「燥邪」対策をすれば、そんなトラブルも楽になります。
お肌トラブルにはお肌に合った保湿剤でしっかりバリアの膜を作ることに加え、
食べ物から潤いを補うことも重要になってきます。
例えば、蜂蜜や梨、白きくらげなどが、からだを潤す食べ物ですので
こんなデザートを作ってみました。

白きくらげをしっかり水で戻し、
食べやすい大きさに切った梨と一緒にお砂糖などで煮込みます。
そのシロップを少し取り、枸杞の実を柔らかく戻したら終わり。
私は蜂蜜の他に、「生津」(しょうしん)作用のある
きび砂糖も使用したので茶色っぽくなりましたが、
「潤肺」作用のある氷砂糖で梨や白きくらげを煮ると、
見た目にも白くて秋らしいデザートになりそうですね。
プルップルの白きくらげと、梨の食感がヤミツキです。
秋の燥邪対策、皆さんもコツコツとしていきましょう!