秋になって、ぐっと気温が下がり乾燥を感じるようになりました。
乾燥した空気は、肌や目など体の表面だけではなく、鼻やのどから入って肺を乾燥させます。
すると、のどの痛みや、咳などが起こりやすくなり、風邪を引きやすい状態に。。乾燥による便秘や肌の痒みも出てきやすくなりますので、こうなる前に養生したいですよね。
乾燥を防ぐ、この時期にぴったりの「秋梨膏(あきなしこう)」を作ってみました。
恩師・松江先生が作成された分かりやすい動画を参考に作りましたので、ご興味のある方は下記をご参照ください。
【秋梨膏】
肺に潤いを与え、咳を和らげ、体液を促進し、喉の痛みを和らげるペースト状の薬膳。唐王朝から始まり、かつては中国宮廷の秘方とされ、清王朝までは人々の間で広まりませんでした。北京郊外の紅梨を使用して首都で販売されていることから、北京の伝統的な名物となっています。(参照:百度百科)
【材料】
●梨 6個 :煮ることで体液を生む。生には身体を冷やす作用あり
●羅漢果(らかんか) 2~3個 :肺を潤して咳をとめる。便通を良くする
●棗(なつめ) 50g :身体を温めて、胃を守る
●生姜 5~6片 :身体を温めて、胃を守る
●氷砂糖 100g :肺を潤し、咳を止める。痰を切る
●蜂蜜 100g :肺や大腸を潤す

【作り方】
①梨を剥いてミキサーにかける。皮も一緒に煮詰めるので取っておく。


②羅漢果を手で割り、中身を出す。皮も一緒に煮詰めるので取っておく。

③棗は種を出し、生姜はスライスしたものを用意。
④以上のものと氷砂糖を一緒に鍋に入れて、30分ほど煮込む(蜂蜜は後から)
コトコト・・・

⑤一旦火を止め、ガーゼやこし器を使って、秋梨膏となる液体部分と、煮出した皮の部分等を分けます。


⑥蜂蜜を入れながら、再度煮詰めていく。1時間くらい。プルーンのようにとろ~っとなるぐらいまで。
⑦瓶に分けて入れて、完成です!
スプーン1杯をお湯に溶かして、お飲みください(^^)

【感想】
正直手間がかかって大変ですが、完成した時の喜びもひとしおです!
秘方だと思うと、一口一口味わって食べてしまいます。
【参考】
恩師・松江先生の動画です。宜しければご参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=-TUchKVe3Yw
https://www.youtube.com/watch?v=O4evGF8eGdw