新宿店 岡部です。
皆さまはご自身の舌を気にしたことはありますか?
朝起きたときにまず鏡の前であっかんべーしてみてください。

舌にべったりと白色や黄色い苔が張り付いている。
もしくは、舌ブラシを使って舌の苔を掃除しているのに、取っても取っても苔が生えてくるなんて経験ある方もいるかもしれません。
今日はそんな舌に張り付いた「苔」についてお話ししたいと思います。
中医学的には、舌の苔は「胃腸の中に余分な水分が溜まっているサイン」と考えます。
もともと胃腸が弱かったり、暴飲暴食で胃腸がつかれていると、体の水はけが悪くなってしまいます。
すると、
・雨の日は身体がだるくて動きたくない。
・梅雨時は毎年食欲がなくなる。
・気持ち悪くてスッキリしない。
・軟便になりやすい
などの症状がでてきやすくなります。
身体の水はけを良くする食材としては、
・緑豆春雨や緑豆もやし
・とうもろこし
・冬瓜
などがあります。
お茶はハトムギ茶がおすすめです。
また、「無理のない範囲で汗をかく運動をする」ことも効果的です。

ここからがとても重要ですが、
見直すべき習慣としては、「冷たい飲食物を摂る」ことです。
胃腸の温度は37度前後。
この温度を保つことで、胃腸は水はけをよくすることができます。
もし暑いからといって、氷で冷やした素麺やアイス、冷たいビールを日常的に摂っていたら、胃腸の中が冷えてしまいます。
冷えた胃腸を温めようとしてエネルギーを使うので、実は夏バテが悪化してしまうなんてことも。
ですので、なるべく体温以上のものを食べる習慣にしてみてください。
どうしても冷たいものが食べたいときは、締めに温かいお茶やスープを摂って冷えた胃腸を温めてあげましょう。

一度生えてしまった舌の苔を取り除くのはそう簡単はことではありません。
生活に気をつけていても、ついうっかり悪い生活習慣をしてしまうとあっという間に元通りです。
コツコツ続けられる範囲で挑戦してみてはいかがでしょうか。
胃腸の水はけを良くする漢方のございますので、気になる方はお気軽に薬局へお越しください。