今回は少し先の「秋」について、実習生の方がブログを書いてくれました。
------------------------------------------------------------------------------------------
秋は冬の入り口です。この時期はだんだんと気温が下がります。気温が下がると体温を自分で上げなければなりません。一般的に「体温が1度下がると免疫力は30%低下する」と言われています。そのため、秋のうちに体調を崩しにくい体作りをしてみませんか。
秋にはいろいろな秋がありますよね。今回提案するのがスポーツの秋です。
私がおすすめするのは「山登り」です。ですが、いきなり「山登り」から入ると体力や怪我で頂上まで登れないことや、荷物をどれぐらい持っていけばいいかわからないと思います。
なので先ずは、「軽い筋トレ」
筋肉量が多いとたくさんの熱が作れるため、体が冷えにくくなります。 軽い運動を毎日続けることがポイントです。特に、おしりや太ももなどの大きな筋肉があり、血流にも影響を与えやすい下半身を鍛えるのが効率的です。スクワットやもも上げなどのトレーニングはもちろん、椅子に座っているとき内ももに本を挟んだり、歯磨きをするときにつま先立ちをするといった“ながら運動”でも、いいですね。
ある程度体力がついたと感じたら「山登り」です。初めは水の量や、持っていくものが分からないと思うので1時間30分ぐらいで往復できる山がいいと思います。ここで必要と感じた物や飲んだ水の量から計算して段々ステップアップしていきましょう。山では、すれ違った人には挨拶してみてください、みんな挨拶を返してくれますし、この先の情報を教えてくれたりしますよ。
山登りのメリットは、山道を歩くことで、筋力や持久力が鍛えられることはもちろん、自然の中での運動はリラクゼーション効果もあります。木々の香りや新鮮な空気はストレスを和らげ、深い呼吸を促進します。これは、自律神経を整える効果があり、特にストレスの多い現代社会において非常に有益です。
中医学では自律神経は「肝」という臓腑が関与しています。「肝」には「血」、「気」の流れを調整する作用があります。「血」には体中に栄養や酸素を運ぶ働きがあり、筋肉にしっかりと「血」が流れることで、運動時のパフォーマンスの向上や筋のつり予防が期待できます。「血」や「気」はともに体を温める作用があるため、巡りが良くなることで体温の上昇にも繋がります。
また、山登りの最中には自然と触れ合う機会が多く、薬草を見ることができます。例えば、日本の山中では、アケビ,サイシン、オウレンといった薬草が見られます。これらの植物は、日常的に漢方薬として使われることがあり、自然の恵みそのものです。花や薬草の特徴など調べていくとまた違った山登りの楽しみ方ができますよ。
秋は読書の秋、食欲の秋、芸術の秋など趣味を作るのに絶好の季節です。何か自分だけの〇〇の秋を作ってみてはいかがでしょうか。