イスクラ薬局(東京)

ブログ日記 | イスクラ薬局 新宿店BLOG

ブログ日記BLOG

中医学de婦人科~生理トラブル編~



こんにちは!
新宿店の岡部です。

今月から、中医学de婦人科シリーズをスタートしたいと思います!
第1弾は「生理トラブル」です。
実は、中医学の婦人科の歴史は長いんです!
2000年前の本の中にも、婦人科で使う薬が書かれていた記録があります。
その薬は今でも使われていて、病院で処方される更年期の薬の定番になっています。

生理は女性の身体の状態を知るサインです!
何かしらのトラブルがあるなら、向き合ってあげましょう。
自分の身体を一番大切にしてくださいね。

中医学の考える理想の生理は「痛みがない」ことです。
生理痛のメカニズムとしては、
子宮内膜が剥がれて経血として出ていくときに、内膜がうまく剥がれないと子宮がギューッと過剰に収縮するために痛みとして感じます。
内膜が綺麗に剥がれて、子宮の中をリフレッシュできるかが、妊活にもつながります。

中医学で考える痛みは大きく分けて2つ。
①巡りが悪いことで起こる痛み
②もの不足、栄養不足による痛み


生理痛で考えると
①の痛みは瘀血(おけつ)が原因。
瘀血とは、血流が悪いということ。
運動不足や冷え、食事の不摂生などが原因で瘀血ができます。
このタイプは、生理痛が強い、経血がくすんだ赤黒い色、経血に粘りがあり塊が混じることがあります。
漢方薬を使うことで、子宮の血流を良くして子宮内膜が剥がれやすい状態にします。
簡単な養生としては「温活」です。
特に腰、お尻、下半身を中心に!
腹巻やレッグウォーマーを使って冷えから血流を守りましょう!
夏はクーラーや冷たい飲食物などで血流がピンチです。
締めに温かいスープやお味噌汁でもいいので、中からの温活を!

②の痛みは気血不足(きけつぶそく)が原因。
エネルギーや栄養不足のせいで、疲れやすく、だるさや顔色が悪い、貧血などがあるタイプ。
このタイプは、生理の後半にお腹や腰に痛みや重み、だるさがでるのが特徴。
生理期間中はより体力を消耗するために、眠くなったり、だるくなりやすい傾向があります。
簡単な養生としては「生理の間は無理をしない」こと!
過労や睡眠不足はより消耗してしまうので要注意!
朝ごはんも抜かずに、穀物を中心に食べてエネルギーを補給しましょう。

生理トラブルのことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください♪
経験豊富な婦人科スタッフがお待ちしています!

2025/08/15

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売