当店では今年も薬局実習が始まり、実習生の方が熱い想いのブログを書いてくれました。
日本人にもなじみの深い「味噌汁」についてです。ご参考になれば幸いです。
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朝晩少し涼しくなって、夏が終わるのがうれしいような寂しいような季節になってきました。
とは言ってもまだまだ日中は暑いですね。
私は薬膳に興味があるのですが、学べば学ぶほど、やはり日本人にとって和食はとても理にかなっている!と胸が熱くなります。
今日は最も身近な和食の一つである「お味噌汁」についてお話してみたいと思います。
お味噌汁を語る前に、日本人の体質についてお話させてください。
周囲を海に囲まれた日本は、とても湿度が高いという特徴があります。
夏は湿気に暑さも加わって、なかなかにハードな季節となりますね。
そんな日本に住む我々日本人の体もまた、湿気がたまりやすいという特徴があります。
体の中にたまった湿気をうまく処理できないままでいると、「痰湿(たんしつ)」というものができてしまいます。
袋の中に水を入れて数日放置しておくと、だんだんドロドロしてきて腐ってしまいますよね。
極端に言うと「痰湿」とはそんな腐った水のようなものなのです。
ここでお味噌汁の登場です。
味噌は「大豆」「塩」「麹」から作られます。
さらに米(米麹)を加えたものを「米味噌」、麦(麦麹)を加えたものを「麦味噌」と言います。
味噌の材料を薬膳的に見ていくと、
・大豆・・・体内の水を取る食材
・米 ・・・気力を補う食材
・小麦・・・体の熱を冷ます食材
となります。
そして、お味噌汁には欠かせない「わかめ」。
わかめは何と、痰湿を溶かす働きがあるとされているのです。
大豆で、体にたまった湿気を除き、できてしまった「痰湿」はわかめで解消。
暑い季節は体を冷やす麦味噌を選ぶのも良いかも知れません。
また「塩辛い味」というのは、中医学ではアンチエイジングの臓器である「腎」の働きを助けるとされています。
ここは是非、塩にもこだわっていただいて、天然塩を使った味噌を選んで頂きたいと思います。
天然塩には色々なミネラルが入っていて、熱中症対策にも有効です。
普段何気なく食べているお味噌汁、実は日本に住む私たちの体を守る食べ物なのです。
