気がつけば8月も後半。あまりの暑さに外を歩く気が起こりません。。。
皆さま夏バテは大丈夫でしょうか?
先日、お盆に実家の埼玉に1泊で帰ってきました。
帰った翌朝早朝(6:00頃)、実家で飼っている犬の散歩へ。
散歩の途中、1本の木に人だかりが。
なんだろうと思い近づいたところ、セミが羽化したばかりだったようです^^
羽化したばかりの蝉って綺麗なんですよね~♪
(昆虫が苦手な方はご注意を!>_<)

そして、その羽化したセミのちょっと離れたところに、抜け殻が。

この抜け殻から出てきた子なのね~。
羽化直後のセミはなかなか見る機会は少ないかもしれませんが、
抜け殻なら、割とよく木にくっついているのをみかけませんか?
このセミの抜け殻。実は、漢方薬の材料としても有名なのです。
主にクマゼミやアブラゼミの抜け殻を使うのですが、
生薬名は「蝉退(せんたい)」と言い、
熱や炎症、皮膚の痒み、目の充血などを抑える作用があります。
漢方薬ですと、「消風散(しょうふうさん)」にも入っています。
夏は湿度や暑さで、あせもやじんましん、アトピーなどのご相談が増えるこの時期は
やはり消風散も活躍することが多いです。
しかし、この蝉退。
実は、生薬としては、かなり高額。
小さい頃、セミの抜け殻を空き箱にいっぱい集めて喜んでいたのを思い出しました。
今になると、あれだけの抜け殻、いったいいくらになったんだろう…と考えてしまいました…。
中医学や薬膳の考え方では、
旬のものは、その時期の自分に必要なバランスをとってくれるという考え方があります。
夏が旬の野菜や果物なども、やはり体の熱を冷ましたりむくみを取る作用がありますが、
セミも夏の風物詩。旬と言えば旬…?なのかもしれませんね。