東京はずう~っと雨模様。そろそろ日差しも恋しいですが、又暑くなるようですね。
先日お寺で蓮の花を見つけて写真を撮ってきました。

蓮の花って暑い最中に見ても凛とした姿に涼しさを感じますよね。
水辺に生える植物だからでしょうか。
蓮は古くから薬用として用いられてきました。部位によって名前が異なりますが、下に挙げるものはすべて蓮由来の生薬です。
●荷葉(かよう):葉っぱ
●蓮肉(れんにく):根
●蓮梗(かこう):葉柄
●石蓮子(せきれんし):果実
●蓮子芯(れんししん):種子
●蓮鬚 (れんしゅ):おしべ
などなど。
啓脾湯、清心蓮子飲には蓮肉が使用されています。
又、荷葉は「清熱解暑」に使われます。
蓮の葉といえば、以前ベトナムへ旅行したときに蓮の葉のお茶を購入したことを思い出します。
各地域の食べ物・飲み物には、それぞれの「理由」があって続いている習慣なんだろうなあ~、と考えるのも楽しいです。
そして、一番私たちに身近な蓮の食べ物といえばレンコン!
レンコンは加熱して食べることで吐き気や胃の不快感、下痢などにも良いとされていますし(食物繊維も豊富に含まれるので食べすぎには注意が必要)、生だと【清熱・潤肺・涼血】の性質がありますので生の絞り汁を咳止めに使ったりする民間療法もありますよね。
個人的には薄切りにしてカリカリに焼いたレンコンに、塩コショウをすると、ポテトチップスのように止まらない!ので大好物です。
よろしければオヤツやオツマミにお試しください。