6月になりました。
今年は例年より梅雨入りが早い地域もあり、
関東でも今週末には梅雨入りとの予測が出ていますね。
最近、「そろそろ梅雨なので・・・」と
勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)をお求めになるお客様が増えています。
慣れてくると体質を把握し、ご自身で予め対処できるようになるのも
中医学の良いところです。
なぜ、梅雨の季節は勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)をお求めのお客様が増えるのか?
それは、勝湿顆粒が体の中に溜まった湿気を取り除いてくれるからです。
恵みの雨はないと困るものですね。
でも、梅雨の時期は洗濯物が乾きにくくなるように、
お体の中にも湿気が溜まってしまうことがあります。
毎年、梅雨の時期になると、なんとなく重だるく調子が悪い。
食欲がなくなり、お腹が緩くなったり、吐いてしまったりする・・・
そんな症状が出たら、湿気が溜まっているサインかもしれません。
中医学では、このような場合、
「湿邪(しつじゃ)」という邪気(じゃき)が原因と考えます。
これは、スタッフの車田さんが書いてくれた湿邪のイメージです。
名付けて「タンシツ小僧」。
↓

かわいいので、私はお気に入りなのですが、
なんとなくジトーッとして、しつこそうな感じ、伝わってきますよね。
この湿邪が私達の体内に侵入すると、
食欲不振、下痢、嘔吐、全身倦怠感などの症状が出てきます。
しかも湿邪の性質はしつこいので、一旦かかると症状が長引く
という特徴もあります。
だったら、湿邪を追い出してしまおう!というわけで、
『勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)』の出番です。

この勝湿顆粒、医療用の漢方薬にはありません。
中国では、藿香正気散(かっこうしょうきさん)という名前で販売されています。
中医学の某テキストには、
「このような処方を保険適用エキス剤にしないのは非常にもったいない」
と書かれています。
医師の先生がそう仰るくらい使いやすく、よく効くということなのでしょうね。
味もよく、小さなお子様にも使えます。
夏の胃腸型の風邪にも使えるので、
この時期、薬箱の中に入れておくと安心です。
また、旅行に行くとその土地の水が合わず、いつも下痢する・・・
なんていう方にもオススメです。
ちなみに、湿邪は外からの湿気だけでなく、
ビールやアイスクリームなど、冷たい飲み物、食べ物の摂り過ぎ
でも発生します。これらを控えめにするのも養生として大切です。
今日は、梅雨の時期のお助け漢方『勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)』を
ご紹介しました。
なお、体質や症状により、別の漢方をお勧めする場合もあります。
お気軽にスタッフにご相談くださいね。