寒暖差がある日が続きますね~。イライラしたり、疲れやすかったりする方はいませんか?
気温差などを調整するのは「自律神経」が深く関与しており、自律神経をつかさどるのは中医学で「肝(かん)」と考えられえています。
本日は、その「肝(かん)」についてご紹介します。
春と関係する臓腑は「肝」。
2月の立春を過ぎると徐々に陽気が盛んになり、体内の動きも活発になります。
中医学では、「肝」は自律神経と関係が深く、体内の巡り、ストレス/気温差/情緒等を調節します。
他にも内分泌のバランス、消化促進などにも関係します。
過度なストレスが続いたり、大幅な気温差により「肝」の働きは乱れやすいといわれています。
以下に簡単にできる対策をご紹介します。
【食事、運動】
・肝の働きが低下して気の巡りが悪くなると、体に熱がこもるように。苦瓜、アスパラガス、レタスなど熱を取る、体を潤わす食材がオススメ。
・オレンジ、みかん等の柑橘類の香りで気分転換。旬の春菊も良いです。
・トマト、ナッツ等のビタミンC,Eが豊富な食材で肌の乾燥対策も忘れず。
・疲れない程度の運動、特に散歩やストレッチがオススメ。血流促進、気分転換やストレス発散に◎
【肝の経絡に関するツボ】
・太衝(たいしょう)
足の甲の親指と人差し指の骨が交わる辺りのくぼみ。睡眠の改善、イライラした時に押すと効果的。
・陽陵泉(ようりょうせん)
膝を曲げ、お皿の下にボコッと骨が出た骨の下のくぼみ。めまいや頭痛だけでなく、筋肉の不調にも有効。
・三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から指4本ほど上がったあかり。肝・腎・脾の経絡が交わるツボで、血行不良を改善
【おすすめの漢方薬】

他にも春に多い花粉症、鼻や喉のトラブル、胃腸の不調、睡眠トラブル、妊活や婦人科疾患など、
体調のことで気になることがあればお気軽にご相談ください。