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冬のかぜ対策

(チャイナビュー144号 菅沼 榮先生の記事より抜粋)

 

空気が乾燥して日ごとに寒さも増してきました。いよいよ“かぜの季節”の到来です。今年は夏の猛暑で体力を消耗し、身体の抵抗力が落ちている人も多いはず。早めの養生で風邪に負けない身体をつくり、寒い冬を元気に過ごしましょう!

 

 

 

風邪は予防が肝心!ひいてしまったら早めの対処を

中医学では、かぜは自然界の邪気「風邪(ふうじゃ)」が身体に入り込むことが原因と考えます。風邪(ふうじゃ)はすきま風のように身体に進入しやすく、流動的な性質が特徴です。頭痛や鼻水、咳、発熱、節々の痛みなど発症する範囲も広く、ひき始めから治りかけまで症状が徐々に変化していきます。

 

また、風邪は単独ではなく、「寒邪(かんじゃ)」「熱邪(ねつじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」「燥邪(そうじゃ)」といった他の邪気と一緒に体内に入ってきます。それぞれに症状も異なり、「寒」のかぜは悪寒が強く、「熱」のかぜは発熱や炎症を伴います。「湿」のかぜは身体のだるさや胃腸の症状が強く、「燥」のかぜは長引くと咳などの肺の症状が顕著に現れます。

 

このように、一口でかぜと言ってもその症状はさまざま。かぜをひいてしまったら、その時の症状や体質に合った早めの対応を心がけ、ひき始めの段階でしっかり治してしまいましょう。

 

また、疲労やストレスなどで体内の「気(き)」(=エネルギー)が不足していると、身体の抵抗力が低下し、かぜやインフルエンザにも罹り易くなってしまいます。かぜは、とにかく予防が肝心。まずは体調をしっかり整えて体力をつけ、かぜをよせつけない強い肉体作りを心がけましょう!

 

 

予防のポイント

日頃の予防が肝心!かぜに負けない身体づくりを

 

体内の「気」は、ウィルスなどから身体を守る「抵抗力」の役割を果たしています。肥料やストレス、病気、月経等が原因で気が不足すると、身体の抵抗力が低下してかぜやインフルエンザにも罹り易くなってしまいます。

 

また、夏の体力消耗を回復しきれずにいると、体内の気も不足しがちになり、秋から冬にかけて体調を崩しやすくなります。今年の夏は特に暑さが厳しかったので、この時期に”疲れがとれない” “食欲がない”といった不調を感じている人は十分に注意しましょう。

 

予防のポイントは、まずしっかり栄養をとる、十分な睡眠をとる、といった基本的な体力づくりを心がけること。体内の気を十分に養って、身体の抵抗力を高めることが大事です。

 

 

 

こんな人は要注意!

・疲れがとれない ・息切れする

・食欲がない ・顔色が白い

・冷え症

 

 

 

食の養生

不足した気を補い体力をつけてくれる食材

・大豆製品(豆腐、ゆばなど)・豚肉・鶏・鮭・太刀魚・鯛・きんき・白ゴマ・豚皮

 

 

 

かぜ予防・エネルギーを養うのに良くつかわれる漢方

・衛益顆粒・麦味参顆粒・補中益気湯・板藍茶

 

 

かぜ予防・5つのポイント

  1. 外出後は、うがい手洗いを丁寧に
  2. 睡眠不足はかぜの大敵。十分な睡眠をとりましょう
  3. 新鮮な野菜をたっぷりとってビタミン補給を
  4. 人込みではなるべくマスクを
  5. 身体が冷え無いよう、温かい服装を心がけて

 

 

 

 

それでもかぜをひいてしまったら・・・

次回はタイプ別・かぜの対処法について掲載します!

おたのしみに☆


2010/11/18

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設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売