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かぜのタイプ?_?

では、前々回の『冬のかぜ対策』の続き、 『タイプ別 かぜの対処法』について書きたいと思います。

 

illust327かぜには、熱性のかぜ、乾燥性のかぜ、寒さのかぜ、湿気のかぜなどがあると言うことは“冬のかぜ対策”でお話しました。それぞれのかぜを中医学では『熱邪のかぜ』『燥邪のかぜ』『寒邪のかぜ』『湿邪のかぜ』という言い方をします。かぜは自然界の邪気であるバイ菌右風邪(ふうじゃ)が身体に入り込んだ事が原因と考えられていて、更に風邪は単独ではなく、上記の他の邪と一緒に体内に入ってきて、それぞれが特徴的な症状発症させます。

 

 

 

熱邪のかぜ

・発熱やのどの痛みに注意

「熱」のかぜは、急な発熱、身体が熱っぽい、のどが痛い、鼻水や痰が黄色く粘りがあるといった症状が特徴です。インフルエンザもこのタイプに当たります。

まずは身体の熱を冷まして炎症を鎮めることが大切です。

 

主な症状 かぜ05

・発熱 ・顔が赤い ・口の渇き ・喉の痛み ・鼻水や痰が黄色く粘りがある

食の養生

涼性の食材で熱を冷ましましょう

・ミントティー ・菊花茶 ・ごぼう ・蓮根 ・くず湯

おすすめレシピ

蓮根湯

すりおろした蓮根(1cm厚さ程度)、うすく切った金柑(2枚)、氷砂糖(1個)をカップに入れ、お湯を注いでかき混ぜます。

良くつかわれるのは...

・天津感冒片(てんしんかんぼうへん) ・涼解楽(りょうかいらく) ・板藍根(ばらんこん)

 

 

燥邪のかぜ Hl11_23

・長引く咳は乾燥のサイン

なかなか咳が止まらない、痰が絡む、といった症状は「燥邪」が入り込んだかぜ。長引いた時に良く見られるタイプで、乾燥した「肺」を潤すことがポイントです。

マスクや加湿器等を使い、乾燥を防ぐ工夫も心がけましょう。

 

主な症状

・咳 ・痰が絡む ・胸が重苦しい ・口が渇く ・皮膚の乾燥 ・便秘気味

食の養生

身体に潤いを与える食材を

・梨 ・枇杷 ・はちみつ ・杏仁豆腐 ・銀杏 ・大根 ・百合根

おすすめレシピ

百合根粥

おかゆを作り、とろみが出てきたら百合根を入れて少し煮込みます。

味付けは塩味であっさりと。

良くつかわれるのは...

・麦門冬湯(ばくもんどうとう) ・潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう) ・百潤露(ひゃくじゅんろ) ・その他百合根含有食品

 

 

寒邪のかぜHl11_16

・ぞくぞくと悪寒がするかぜの初期

かぜの初期で強い悪寒や頭痛、節々の痛み、水っぽい鼻水といった症状が特徴です。このタイプのかぜは、身体をしっかり温めることが大切。暖かい服装を心がけることはもちろん、食事や入浴などで身体を伸から温めましょう。

 

主な症状

・悪寒 ・頭痛 ・節々の痛み ・鼻づまり ・鼻水が水っぽい ・顔が青白い ・汗をかかない

食の養生

身体を温める温性の食材を

・生姜 ・ネギ ・ニンニク ・シナモン ・紅茶 ・三つ葉

おすすめレシピ

生姜湯

すりおろした生姜(5g)、黒砂糖(小さじ1杯)、片栗粉(小さじ1)、

水(適量)を鍋で沸騰させれば出来上がり。

ぽかぽか鍋

白菜、大根、ねぎ、鶏肉、生姜をたっぷり煮込んだら、

最後に三つ葉を添えて。ポン酢などお好みの味でいただきます。

良くつかわれるのは...

・葛根湯(かっこんとう) ・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

 

湿邪のかぜかぜリーフ2

・吐き気や食欲不振などの胃腸障害が特徴

「湿邪」が身体に入り込んだかぜは、胃の痛みやむかつき、食欲不振、下痢といった胃腸障害が特徴です。

体内の「湿(余分な水分)」を取り除きながら、胃腸の働きを整えるよう心がけましょう。

 

主な症状

・胃のむかつき ・胃の痛み ・食欲不振 ・嘔吐 ・腹痛 ・下痢

食の養生

香りのよい食材で胃の症状を緩和しましょう

・しそ ・生姜 ・みょうが ・チンピ(みかんの皮を干したもの) ・梅干し

おすすめレシピ

しそ湯

しその葉(5g・乾燥したものでも可)とチンピ*(3g)を細かく切って茶袋に入れ、水から煮出します。*乾燥したみかんの皮

良くつかわれるのは...

・勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

2010/11/20

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