イスクラ薬局(東京)

お知らせ | イスクラ薬局 中野店NEWS

お知らせNEWS

第54号11/25/2007

体からの乾燥シグナル

立冬も過ぎ、冬支度を本格的に始める時期になりました。外気や室内の乾燥が顕著な冬は、お肌にとって最も過酷な季節。
乾燥はお肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルや皮膚疾患の悪化を起こしやすい状況をつくってしまいます。
アナタのお肌の乾燥度はどうでしょう。以下の項目をチェックしてみてください。
★乾燥肌チェック★
□足のすねに白い粉がふいている
□いつもエアコンの効いた部屋にいる
□唇やのどが渇きやすい
□かかとがかさかさしたりひび割れている
□お肌がつっぱる
□お肌に赤みやかゆみを感じることがある
□便秘がち
□睡眠不足
□辛いものや揚げ物が好き
□のぼせやすい

いかがでしょうか。3個以上の場合は天然のビタミンたっぷり「紅沙棘」がおすすめですよ。

店長のひとりごと

  11月の初め、金沢にて大学の恩師の古希祝いに参加いたしました。まあ、お祝いという明目での同窓会なのですが、
せっかくの集いの場を利用して研究室のOBの先生方による講演会も併せて開催されました。
 その場で、久しぶりに最近の研究成果の発表を聞き、いろいろと考えさせられました。
私は放射線によるDND損傷の分野の研究に携わっていましたが、
私が学んだ時から10年近く経っても分かっていないことは非常に多いということを改めて認識しました。
人間の体内のメカニズムは本当に複雑であり完全に解き明かすことなど不可能なのでしょうね。
さらに驚いたことは私が大学時代に教科書で学んだことが間違いであったという事実が明らかになってきたということです。
これも人体の仕組みが一元的には考えられないことを表しているように感じます。一方、
科学技術を使った素晴らしいシステムの登場には目を見張りました。
データーベースを使っての高速処理などは非常に進歩しているといえるでしょう。
 こういった最先端の研究に触れると、科学的なアプローチから病気を治すことも重要だし、
その力の限界を知って漢方のような方法で治療していくことも必要であることを改めて実感させられます。
わからない事をひとつひとつ解き明かしていくことは非常に面白く、私自身、今でも研究に対する興味はありますが、
そちらは他の人に任せて私は漢方の世界に身を投じて良かったと思っております。            ≪萬代≫

*** お料理コーナー ***

寒い冬には、お鍋を囲むご家族が多いことでしょう。みんなでつつき合う鍋料理は、家族全員の食養生をおこなうよい機会です。冬は「腎」
を補う食養生が基本。食材選びに困ったら、「補腎鍋」を作ってみてはいかがでしょうか。
≪おすすめ食材≫
カキ、イカ、海老、ラム肉、牛すじ、豆腐・豆乳、ゴマ、山イモ、くるみ、松の実、ナッツ類 など・・・意識して摂ることで、
効果は倍増します。塩分控えめでどうぞ。

編集後記

早いもので今年も残すところわずかとなってまいりました。この時期になると、
今年やり残したことはないかとなぜか焦ってしまいませんか。普段から気長に少しずつやっておけば・・・これってまさに中医学的発想。
漢方薬も食養生も、なかなか変化に気づきにくいですが、振り返った時に違いを実感できることでしょう。

2006/11/25

第53号10/25/2006発行

新しい先生のご紹介

10月より、イスクラ薬局中野店では新しい中医学講師の先生が相談を担当しております。
 それでは、以下簡単ですがご紹介をさせていただきます。
【鄒 大同(すう だいどう)先生】
1955年6月 中国江蘇省揚州市に生まれる。
1982年12月 中国南京中医学院(現・南京日本中医
      薬大学)卒業
      江蘇省揚州市中医院の内科中医師、主治
      中医師、副主任中医師、腫瘍内科副部長
      を歴任。
1996年4月 来日。日本医科大学大学院にて肺ガンの
      研究。
2004年5月 日本医科大学大学院医学博士学位取得。
      内科全般のほか、ガン関係の論文多数。
 中野店では毎週水曜、10時から18時までご相談を行っております。「鄒先生についてもっと知りたい!」という方は、
どうぞお気軽にご連絡下さいね。とても話しやすく信頼できる先生ですので、お話だけでもなさってみてはいかがでしょうか。

店長のひとりごと

さる10月20日、全6回にわたって行われました「中医学きほん講座その2」が終了しました。途中で講師の変更があり、
皆さまにはご迷惑おかけしましたが、最終日に行われた「認定テスト」で合格点を取り、見事修了された方が3名いらっしゃいました。
A4で4枚の非常にボリュームのあるテストに合格されたのですから、胸を張って宜しいかと思います。
これからはご自身の健康維持に中医学の知識を役立てて頂く事はもちろん、ご家族・ご友人の健康相談にもぜひ活用されて下さいね。そして、
より中医学が世間に普及することに一役かって頂ける事を、講師を担当させて頂いた私よりもお願い致します。
 なお「中医学きほん講座その1」での合格者は現在までに13名を数えています。「その2」を受講されると、
より病気への対処法が理解しやすくなると思います。今後の「その2」の開催については準備が整い次第、ご案内差し上げるかと思いますので、
ぜひチャレンジして下さいね。なお「その1」をもう一度曜日を変更して開催することも検討中です。
今回は都合が合わずに参加できなかった方、受講していたけれど途中で断念してしまった方、
すでに合格したけれどもう一度復習したい方々も大歓迎致しますので、ぜひ受講されて下さい。皆で楽しく中医学を学びましょう!
 最後になりますが、先月号まで3回にわたってこのコーナーで風邪を引いた話を致しましたところ、
数名のお客様から温かいお見舞いの言葉を頂きました。おかげさまで既に完全に復調しております。ありがとうございました。
            ≪萬代≫

*** お料理コーナー ***

そろそろ海のミルクともいわれるカキが多く出回る時期になってきました。あまり知られていませんが、カキはerのつく月
(September,October,November,December)の間が旬の時期。その殻は生薬「牡蛎(ボレイ)」
として使われています。
 カキの性質は甘鹹、平性で、「陰」を補い「血」を養う効果があり、気持ちを落ち着かせる作用も知られています。
今のような乾燥の強まる時期には是非取り入れたい食材。カキフライやグラタンなど、殻を器にするのもオシャレですね。

編集後記

11月24日で、当店は 周年を迎えます。これも、ひとえに日頃ご愛顧いただいている皆さまのおかげ。
感謝の気持ちを込めまして、この時期にはささやかながら記念感謝祭を考えております。感謝祭は約一週間行う予定ですので、
どうぞ楽しみにしていてくださいね。イスクラ薬局中野店の日もお忘れなく。

2006/10/25

第52号9/25/2006発行

飲んで健康ダイエット

秋分の日も過ぎて、過ごしやすい日が多くなってきました。スポーツもオシャレも秋の味覚もこれからですね。
夏に乱れてしまった体調を改善するのにもうってつけの時期です。中野店の入り口横のディスプレイも一新しましたので、今回は、
ダイエットに役立つ『体質』についてお話ししたいと思います。
 基礎代謝や消化排泄など、からだの基本的な働きが上手くいかなくなってしまう原因は主に4つ。「お血(おけつ)」、「気滞(きたい)」、
「血虚(けっきょ)」、「気虚(ききょ)」です。
それぞれについて見てみましょう。

 お血・・・血の流れが滞っている。比較的体力があり、ガッチ
      リしていて肩こり・便秘などがある。オススメのハ
      ーブティーは「田七人参茶」。
 気滞・・・気の巡りが滞っている。ストレスに弱く、イライラ
      しがち。気分がころころ変わりやすい。オススメの
      ハーブティーは「シベリア人参茶」。
 血虚・・・冷え性で、貧血気味。爪や髪の状態が良くない。頭
      がぼんやりして集中できない。オススメなのは「婦宝
      当帰膠」。
 気虚・・・体力があまりなく、汗をかきやすい。むくみやすく、胃がもたれがち。甘いものを好んで食べる。オススメは「晶三仙」。

 それぞれのオススメとともに代謝をよくする「三爽茶」を組み合わせれば、すこしづつ体調が整い、スッキリしたカラダに。
中医学の理論はもともと、全体を『中庸(ちゅうよう;偏りがなくバランスのよい状態)』に維持しよう、という考え方に基づいているのです。
この状態になれば、自然と体型も体調も維持できるはず。
 今回は主にハーブティーをご紹介しましたが、もっとしっかり体質改善したい、という方はご相談くださいね。これから食欲の秋、
気にせずおいしいものをたくさん頂きたいものです。

店長のひとりごと

~前回から続く風邪のお話③~

夏風邪を引いた私。さあとうとう40度に達しました。覚えている限りでこんな高熱の経験のない私はちょっとだけ「最高記録更新」
の喜びに浸っておりましたがそんな事をいってはいられない状況です。座薬(解熱剤ボルタレン)
の切れた時に起こるひどい寒気をもう経験したくなかったために、少し軽めの解熱薬と板藍茶を服用して休みました。
結局はこの40度が峠であり、その後徐々に熱が下がり始め、その2日後にようやく仕事に復帰することが出来たのです。
 今回の風邪を振り返ってみると、まず初期の対応で少し失敗したと感じます。
もう少し早めに身体を温める漢方薬をしっかりと服用していれば大事にはならなかったと思います。
また調子が悪くなった時に休養をせずに外出したことも40度まで出てしまった原因でしょう。皆さんはマネしないで下さいね。
 今回、残念ながら一番熱が高い時には漢方薬の効果はあまり実感できなかったのですが、回復が早かったのは風邪の後期に飲むお薬
(柴朴湯など)のおかげであったと思っています。また、その後に咳が残ってしまったのですが、清肺湯、五行草などが非常に良く効きました。
急性期には西洋医学、初期と回復期には漢方薬と上手に使い分けることが重要であると改めて実感した次第です。
 全3回でお送りした私の風邪体験記はいかがでしたか?これから冬にかけての風邪の季節、皆さんが私のようなつらい思いをせずに、
漢方薬を使って無事に過ごされることを祈っています。                         ≪萬代≫

*** お料理コーナー ***

季節は秋。乾燥による風邪や皮膚病が増えてくる時期でもあります。毎年やられていては悔しいですので、『燥邪』
から身を守る手作りデザートはいかがでしょうか。
【ぷるぷる黒ゴマ寒天】材料:黒胡麻ペースト 大さじ3、豆乳または牛乳 200mL、生クリーム 100mL、
蜂蜜+三温糖などお好みの甘さまで、寒天 4g、水 200mL(お好みで増減)
  1.寒天は水でふやかしてから鍋で煮溶かす。
  2.その他の材料を別の鍋に入れ、弱火で温めながら良く混ぜる。
  3.1、2を合わせて漉し、冷蔵庫で冷やし固める。
秋の食養生は『滋陰生津』。潤いのある秋を過ごしましょう。

編集後記

皆さま、中野店の日はご存知でしょうか。ご愛顧いただいている皆様への感謝の気持ちを込め、
毎月ささやかですが様々なイベントを考えております。ちなみに9月はお買い上げ頂いた方にミニバラをさしあげました。
毎月10日は中野店の日。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

2006/09/25

第51号8/25/2006発行

長夏の夜

とある映画に、『日本が沈没する』ことをテーマにしているものがありますね。この映画ではその原因を大陸移動説に絡めたものでした。
これが本当に起こりうるのかは難しくて分かりませんが、近年の異常気象や地球温暖化による海面上昇を考えてみると、
日本が海の底に沈んでしまうというのも、それほど架空のお話ではないのかもしれないと思ってしまいます。

 まだまだ残暑厳しいこの時期、皆様はぐっすり寝られているでしょうか。エアコンをつけたままで寝てしまい風邪を引いてしまったり、
反省して止めて寝れば暑くて熟睡できなかったり・・・。寒い冬も辛いものですが、
これ以上脱ぐものがないというところまでいってもまだ暑いというのは切ないことです。睡眠がとれていないと、
前日の疲れを解消できないままさらに翌日の疲労を上乗せしてしまい、どんどん身体が重だるく、疲れやすくなってしまいます。
 中医学の要である『陰陽学説』において夏は「陽」に属するため、身体の「陰分」が消耗されやすく、
体液が濃縮されてしまい脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすくなってしまいます。水分を多めにとったり睡眠を長めにとることで「陰」
を補うことができ、バランスを保つことができるのです。少し大変ですが、早寝早起きを心がけ、エアコンは控えめにして、
夏の疲れを残さないようにしましょうね。

店長のひとりごと

~先月から続く風邪のお話②~
 寝て起きたら39度!
さてどうしたものかと思いましたが、汗も出ており、しばらくすれば熱も下がるだろうとまだ軽く考えていました。ですが、
こんな時に限ってどうしてもはずせない法事の席があり、無理を押して出かけました。もちろん天津感冒片や板藍茶、葛根湯、
勝湿顆粒などは忘れずに持っていきましたよ。
 ただ、やはり風邪の時は休養が一番であることをその後思い知ります。しばらくは38度台だったのですが、這うようにして帰ってきて、
家でゆっくりと横になってもう一度熱を測ると39度に復活。この日の夜は非常に辛く、朝がくるのをひたすら耐えて待っていました。そして、
とうとう病院へ行くことを決意。朝一で診療所に行きましたが、クーラーが耐え切れず「毛布ありますか?」と受付の方に尋ねると、
哀れみの表情とともにタオルケットを貸してくれました。先生の診察は「上部気道炎」。まあ、要するにただの風邪。こんなにつらいのに
「風邪でしょう」と言われちょっとショックでしたが冷静に考えれば確かにその通り。解熱剤としての座薬1錠と、一般的な解熱鎮痛剤、
抗生物質を処方されました。
 これ以上仕事を長く空ける訳にもいかず、手持ちの漢方薬が切れてしまったこともあり、
ちょっと不本意だったのですが西洋薬を飲む事にしました。で、この座薬がもうすぐに効きました。ちょっと悔しいのですが、
飲むと37度台まで下がり、身体が楽になり、本当に助かりました。しかし、このお薬、6時間ほどで効果がなくなり、
今度は以前よりもっとひどい寒気が襲ってきたのです。そしてこの寒気が収まり、汗をかいた後に熱を測ったら‥とうとう出ました40度!
大台到達になぜか少し悦びを感じた私の話は、すいません、まだ次号に続きます。《萬代≫

*** お料理コーナー ***

『黄帝内経』には、同じ味のものを摂り過ぎたときの弊害について記載されています。酸味を食べ過ぎると肉が萎縮して唇が乾き、
苦味を食べ過ぎると皮膚がカサカサになって体毛が抜け、辛味の食べすぎは筋が引きつって爪が割れ、
鹹味の食べすぎは血が粘稠になって血行が悪くなり、顔のツヤがなくなるというものです。けっこう極端ですが、
大事なのは五味をバランスよくとること。偏食はそのまま身体の偏りを招くのですね。

編集後記

今月で、ともに皆さまの健康を応援してきました中医学講師の大槻さんが退職してしまいました。とてもさみしいことですが、
担当させていただいていた方にはご相談に戸惑いがないよう全力で引き継がせていただきます。
スタッフが減ったことでご迷惑をおかけしないように致したいと思います。

2006/08/25

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売