イスクラ薬局(東京)

お知らせ | イスクラ薬局 中野店NEWS

お知らせNEWS

第62号7/25/2007発行(毎月25日発行)

旅行のおともにパンダマーク

 楽しい夏休み。何ヶ月も前から旅行の計画を練っていた方もいらっしゃるでしょう。
しかしそんなときにカギって体調をくずしてしまったりします。
 今年からはそんなつらい思い出を残さないために、持っておくととっても安心・便利な漢方薬をご紹介いたします。

【旅行前日】

 わくわくドキドキ、楽しみで眠れない…そんなときは
天王補心丹」。心を落ち着かせ、穏やかな眠りへといざないます。中途覚醒にも効果あり。
子供が寝てくれない…というときは、あらかじめ夕食に催眠効果があるといわれるレタスを取り入れましょう。

【当日の朝】

 すっきり目覚め出発!の前に、1日の健康を願って「麦味参飲料」を作りましょう。作り方は簡単。お好きなスポーツドリンクに
麦味参顆粒」を1包混ぜるだけで、疲労回復や熱射病予防に有効です。
ペットボトルに作って持ち歩きましょう。

【食事】

 なれない土地の料理や食材に、なんだかお腹の調子が…これはもっとも避けたいトラブルです。そんなときはあわてず
勝湿顆粒」で対処しましょう。また、ついついおいしくて食べ過ぎちゃったよという場合には、
消化を助ける「晶三仙」がおススメ。

【晩酌】

 旅行先での一杯は格別ですが、二日酔いになってしまっては台無しです。「金朮片」を飲む前8錠、
寝る前8錠服用しましょう。金朮片は郁金(うこん;川玉金とも呼びます)製剤で、肝臓の働きを助けながら余分な熱を取る作用もあるので、
次の日もスッキリ。

 スペースの都合上ご紹介は以上になりますが、皆さまの無事のお帰りを祈念しております。どうぞ楽しい夏休みを。
           《外川》

 

8月の中野店の日

8月17日(金曜日)のイスクラ薬局中野店の日は「果物プレゼント」です。お越しをお待ちしております。

 

店長のひとりごと

 いよいよ中野の丸井さんが閉店します。60年も続いたお店とのことですから、無くなってしまうのは寂しい限りです。
中野駅南口ののランドマーク的な存在でしたから、このあとどうなっていくのかちょっと心配です。新しくビルが作られるようですが、
魅力ある場所になると良いですね。現在その丸井さんでは閉店セールをやっていますが、
平行して昔の中野周辺の写真を飾った展示会を開催しています。閉店セールで掘り出し物を探すのも良いですが、
ちょっとだけ写真展を覗いてみてはいかがでしょうか。
 実は私は昔の写真を見ることが大好きです。私が生まれるずっと前のことなのに、その様子をうかがい知り、町並みを見ることが出来るなんて、
なんと素晴らしいことなのでしょうか。そして、その時代の生活に思いをはせると、なぜか懐かしい気分にもなります。
 お寺や神社、旧跡などを見る時にも同じ感情を抱きますが、祖先から受け継がれて私が持っているDNAが、
昔の時代の史跡にぴくぴくと反応して、そのような感情を呼び起こしているのかも知れませんね。歴史好きの方にはわかると思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。そして、昨今の漢方ブームも、皆さんが持つDNAが反応して、“古きよき時代”
の薬を追い求めているためのもののような気もしてきます。新しくて便利な事を追求することも、世界の発展には重要ですが、
一度立ち止まって自分のDNAに耳を澄ませてみることも大事ではないかと思います。そのためにも、
時には昔の写真を見てノスタルジーを感じてみてはいかがでしょうか。  ≪萬代≫

 

薬膳コーナー

 夏の膳は「清熱解暑」「健脾利湿」が基本です。体にこもる熱や湿気を追い出し、夏バテをお食事から予防していきましょう。
オススメの食材は、スイカ、きゅうり、トマト、苦瓜、豆腐、緑豆、ハトムギ、菊花、あさり、とうもろこし、冬瓜、大根など。
基本的に夏野菜は涼性のものが多いので、積極的に摂られるとよいでしょう。冷やしすぎず常温で召し上がるのがおすすめです。
 しかし、体調を崩した時には、それに応じて食材も変化させなければいけません。アイスや冷たいものの摂り過ぎでお腹を壊した時には、
いつまでも涼性のものを食べていると全然良くなりませんので、そんな時は、
体を温めて胃腸の調子をととのえるシソやショウガを加えてみてくださいね。

 

編集後記

 今年の夏は、梅雨と逆転してしまったようで、今が7月下旬なんて信じられないという天候ですね。新潟の方では天災も発生し、
自然に対する無力さを感じるところではありますが、もともと人間も自然の一部。逆らったりするのではなく、
自然の声に耳を傾ける心を持ちたいものです。中医学の理論は、その点で非常に役立ちます。ご興味があれば、学ばれてみてはいかがでしょうか。

 

(さらに…)

2007/07/25

第61号 6/25/2007発行 (毎月25日発行)

「暑邪」

 暑い日が続いていますね。今年の梅雨はこの先どうなるのでしょう。農作物も思うように育たず、
食卓に届くのがずいぶん遅れてしまっているようです。
 日本が亜熱帯化するということは「暑邪(しょじゃ)」が増すということ。「暑邪」による症状は、身熱、面赤、多汗、口渇、脱力、いらだち、
ショックなどです。赤ら顔の方、お見かけしますよね。いつもイライラして人にぶつかってきたりするようなタイプの方が多いように思います。
こういった「暑邪」に弱い方の場合、注意しなければならないのは中医学でいうと【心】に関わる病気。循環器系や精神的な疾患と、
細かいところでは舌や小腸も含みます。【心】のトラブルはやがて全身に悪影響をもたらしますので、
顔色に変化を感じたら早めの対処が大切です。

五行

 突然カッとしたり衝動的な事件が増えているのも、温暖化によるものなのでしょうか。スイカやキウイフルーツ、菊花、緑茶、
苦瓜など苦味や酸味、清熱解暑の効果のある食材を適度に摂ることで【心】を落ち着けることが出来ます。
残念ながらビールは苦くてもちょっと違いますよ。今のうちから【心】を養う生活を心がけましょう。

7月の中野店の日

7月17日(火曜日)のイスクラ薬局中野店の日はあみだクジです。どうぞ奮ってご参加ください。

店長のひとりごと

 皆さまの健康の秘訣は何ですか?食事や睡眠だという方もいれば、
お酒やタバコがいいのよ~というちょっと強引な方もいらっしゃるかもしれません。ただ共通して言える事は、皆さまそれぞれに「精神的な安定」
をもたらすものが「健康の秘訣」になってはいないでしょうか。好きなことをや納得できることを楽しんで行うことが、きっと一番の健康法です。
体に良いからといやいや嫌いな食事をしても、あまり効果的ではないかもしれません。
生きていくうえではもちろん楽しいことばかりではありませんが、わずかな時間でもほっと息をつけるような、
そんなひと時を過ごすことが健康への近道ではないでしょうか。
 ちなみに私はスポーツをすると、心も体も楽しくなります。逆に家に長時間いると疲れてきてしまいます。中医学で運動は「気」
を消耗するはずですが変ですよね。おそらく、それよりも「気」が「滞る」ことが問題なのでしょう。テニスはほぼ毎週やっていますし、
サッカーやスキーも大好きです。皆さまとご一緒できる機会がありましたら是非!

*当店で毎週火曜日に漢方相談を担当されていた李雲祥先生が、6/18(月)に急逝されました。突然の訃報に接し、
私どもスタッフも心にポッカリと穴が開いたような気持ちです。しかし、中医学の普及に邁進された先生のためにも、
私達残りのスタッフで精一杯その遺志をついで励んでいきたいと思っております。先生の今までのご尽力に感謝し、
心からご冥福をお祈りいたします。                    ≪萬代≫

薬膳コーナー

 先月開催いたしました「薬膳セミナー」では、講義内容もお料理もとっても好評でした。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
日程によりご参加いただけなかった方の残念な声にお答えして、当日お出ししましたメニューを簡単にご紹介いたしたいと思います。

 *黒豆ごはん…米、黒豆、しめじ、桜えび、醤油、酒、塩
【全体食の豆や桜えびを使った炊き込みごはん。黒豆は滋養する働きにすぐれ、血行をよくする作用もあります。
桜えびとともに骨粗鬆症予防にもおすすめ。その時はしめじを干し椎茸にするとなおよいでしょう。】
 *とうもろこしと冬瓜のスープ…とうもろこし、冬瓜、じゃがいも、にんじん、オクラ、ベーコン、
固形ブイヨン、塩、こしょう、油、青じそ、みょうが、生姜
【梅雨~夏にかけての養生に。体内の余分な湿気をとり除き、胃腸を丈夫にする効果があります。】

さらに当日は、普段お出ししている「イスクラ健康茶」に、サンザシを煎じたものをプラスしてご提供いたしました。
皆さまも是非ご家庭でお試し下さいませ。

編集後記

 6月中旬、イスクラ薬局グループのホームページ『iKanpo』が新しく生まれ変わりました。アクセスして下さった方、
いらっしゃいますでしょうか。トップページもなんとなくオシャレな感じになり、全体的に見やすいように作られていると思います。
上部に登場するパンダの星星ちゃんは神出鬼没なので、どうぞじっくりご覧下さい。

(さらに…)

2007/06/25

第60号5/25/2007発行(毎月25日発行)

梅雨の準備をしましょう

   毎年、梅雨から夏にかけて体調を崩してしまう方、周りでもよく見かけますよね。
この原因はまとわりつくような湿気。体内に勝手に侵入して、重だるいベトベトした体に変えてしまうのです。
日本人は胃腸が弱いと言われますが、その原因はこの高温多湿な環境にあるようです。その上に生野菜やお刺身、ユッケなど、
水分が多く消化しにくい状態のものを好んで食べるので、体内には余分な水分がどんどんたまってしまいます。
 中医学ではこの余分な水分を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、「去湿(きょしつ)」という方法で治していきます。西洋医学にはない捉え方で、
得意分野でもあります。代表的なお薬は…

勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

湿邪を取り除く代表的なお薬です。香りのよいシソなどの生薬がたくさん入っていて、その揮発性(きはつせい=蒸発しやすい性質)
により体内のジメジメした湿邪を飛ばしてくれるのです。

   お刺身にはシソの葉やわさびが付き物ですが、これもさりげなく湿邪の侵入を防いでいるのです。
香りの強い食材は好き嫌いがはっきりしやすいですが、体調をととのえる上で他にないはたらきをしてくれます。この時期の献立には、
ぜひ芳香性のある香草類を添えて、食中毒や食欲低下を予防されてみてはいかがでしょうか。

6月のイスクラ薬局中野店の日

6月17日(日曜日)のイスクラ薬局中野店の日は、『じゃんけん大会』です。ぜひ練習していらしてくださいね。

店長のひとりごと

   突然ですが私はB型です。というとびっくりされる方が多いのはなぜなのでしょうか…
先日、毎週火曜日に行っている太極拳教室に参加されている方にその事をお話したところ「ええ~っ!」と目を丸くして驚かれてしまいました。
漢方薬局で皆さまの健康維持のお手伝いをするという立場上、いわゆるA型的な几帳面な側面を見せているからかもしれませんね。
 しかしB型の血には逆らえないのか、特にプライベートではいたってマイペースであり、
興味のないことはものすごく適当に済ませてしまいます。ちなみに私の奥さんもB型であり、当然のように私の子供もB型。
もうしばらくして子供が大きくなったら、てんでバラバラ、自分のしたいことをする家族になるのかもしれませんね…
 もう一つ気になるのが年齢。私は35歳なのですが、それを聞くと「えっ~!」とこれまた驚かれることが多いのです。どうも、
もっともっと上の歳に思われているようです。中医学では年齢以上に老けて見えることは、五臓の「腎(体質や遺伝的な面とも関係する)」
が弱いという事を示しているのでちょっと落ち込みます。対抗するには漢方薬が一番。これからも補腎のお薬である「杞菊地黄丸」
をせっせと飲みたいと思っています。
 まあ血液型にしても年齢にしても、ちょっとサプライズがあった方がいいのかなと、最近は非常にポジティブに考えています。あっ、
これもB型の性格でしょうかね。
                             ≪萬代≫

薬膳コーナー

湿度の高い日が続くと、食欲もどんどんなくなり、ついついさっぱりしたものばかり摂るようになってしまいますね。
基本的には体の求めるものを召し上がるのがよいのですが、注意しなければいけないこともあります。それは生もの。
新鮮な生の食材はビタミンなど酵素類をたくさん含んでいますが、火を通していないものは一般的に体を冷やす傾向があり、
消化も良くありません。女性、特に冷え性を訴える方の多くは生野菜のサラダが好きだったりしますが、これが原因かもしれません。
食欲がない時にサラダで済ますのはちょっとキケン。少し面倒ですが、ゆでる、蒸すなど一度火を加えたものを召し上がるようにしましょう。
葉物よりも根菜類の方が「脾(=消化器系)」を補う効果があります。

編集後記

6月15日に、植山美保先生をお招きしての薬膳セミナーを計画しております。
雑誌や書籍などで大活躍の植山先生のお話が聞けるということで、主催側ではありますがとても楽しみです。
1日3回のお食事から体調をととのえていくのは今の時代ではなかなか難しいことですが、
基本を知り少しずつ食材に対する意識を変えていくことが、薬膳の第一歩となるのです。食べ物に感謝して召し上がるようにしましょうね。

(さらに…)

2007/05/25

第59号4/25/2007発行(毎月25日発行)

ウツウツなあなたに

初春に高ぶっていた気持ちも疲れを見せ始めた5月、陥りやすいのが「五月病」。中央線の遅延もなんだか季節感があり悲しいです。
名前はなんとなく爽やかなのに・・・毎年苦しめられる方も少なくないでしょう。もともとは、
受験戦争を乗り越えた大学生がゴールデンウィーク明けあたりに無気力感におそわれることを指した言葉だそうです。
 中医学では精神的なダメージは肝、脾、心が主に影響を受けると考えます。それぞれの症状に対する主な商品をご紹介させていただきます。

肝:星火逍遥丸(せいかしょうようがん)名称未設定 1のコピー

イライラや鬱々した気持ちが強い時。精神的なつまりを取り除き、ゆったりとした気分にさせる効果があります。
月経不順や更年期障害にも使われるお    薬です。

脾:帰脾錠(きひじょう)帰脾錠

食欲不振や食事がおいしくない、忘れっぽい、中途覚醒、落ち込むなどの症状に。
消化器系に力をつけながら気持ちを落ち着かせるお薬です。

心:シベリア人参茶(しべりあにんじんちゃ)シベリア人参

疲れがたまっている、動悸、不眠、ストレスの多い方に。
元気をつける効果と抗ストレス効果を持ち合わせたオリエンタルハーブティーです。

心:香ロゼア(しゃんろぜあ)香ロゼア

集中力がない、憂鬱、ストレスが多い、緊張やプレッシャーを感じるなど、脳の酸欠状態に。独特の香りがあり、
不妊症などにも有効なオリエンタルハーブティーです。

「心」だけ2つもご紹介してしまいましたね。体調によって他にもございますので、詳しくはどうぞご相談ください。
人間関係やお仕事関係に変化の多い春、精神的に敏感になってしまいがちですが、心に抵抗力をつけて乗り切りましょうね。

店長のひとりごと

先日までタミフル服用による異常行動の副作用に関する報道が世間を騒がせました。
今回は結果的にメディアが厚生労働省を動かしたことにより、「10代の患者には慎重投与する」という通達が出されたように感じます。

 しかし考えてみると薬の副作用はタミフルに限らずどんなお薬にも存在します。私が大
学時代に習った言葉、「薬の開発はメリットとデメリットを天秤にかけて考える」を思い出します。例えば、
あなたが不治の病にかかり余命は1ヶ月だとします。
そしてここに10人中9人はその病を完全に治すのですが1人は服用してすぐに死んでしまうという薬があります。
あなたはその薬を飲むでしょうか?私は飲みます。メリットが非常に大きいからです。しかしその病気が不治の病ではなく、
3日で治る風邪だったとすればどうでしょう。おそらく誰も飲まないでしょうね。デメリットが大きすぎるからです。
 実際のお薬の効果と副作用はこのたとえのようにはっきりとしているものではありませ
ん。ですが西洋薬には副作用が非常に多く存在する(デメリットが大きい)ということを覚えておいて頂きたいとは思います。
仮に非常にまれにしか起こらない副作用が出現して
しまったとしても、それは多くのメリット(他の多くの方は治ったということなど)
に付随するアンラッキーな作用として理解するしかない面があるのです。
 タミフルに話を戻しますと、服用のメリットは発熱期間を1~2日短縮する程度。非常に
体力が弱っている方、もしくは大事な仕事や試験などが控えたりとどうしても熱をすぐに
下げたい方以外は服用されない方が無難かもしれませんね。そしてその選択は私達に委ねられているところでもあるのです。
    ≪萬代≫

★☆ 薬膳コーナー ☆★

 今回は、五月病で食が進まない・・・そんな方にオススメのスープをご紹介いたします。
【トマトと卵のスープ】トマト1個、サンザシ30g、たまご1個、みかんの皮
(またはかんきつ類の皮) 塩 胡椒 ごま油 片栗粉 各適量
1.卵は溶いておき、トマトは1cm角に切る。みかんの皮は千切りにする。
2.サンザシを20分くらい煮て、薬汁を取る。
3.薬汁を沸騰させてトマトを加え、再び沸騰したら卵を加える。
4.調味料で味を調えて片栗粉でとろみをつけ、みかんの皮を飾る。
試してみられた方、是非ご感想お寄せください。お待ちしております。

編集後記

今回ご紹介したスープですが、トマトは甘・酸、涼性で、体を潤して胃のはたらきをよくする効果があり、サンザシは『晶三仙』
にも入っているとおり消化を助け、卵は甘、平性で血を養い潤いを与える効果があります。みかんの皮は胃腸をととのえて余分な水分をさばく
「陳皮(ちんぴ)」の代用です。薬膳にはいろいろなイメージがありますが、やはり体に良くて美味しいのが一番ですね。

2007/04/25

第58号3/25/2007(毎月25日発行) 

賢い春の過ごし方

桜の花も各地で咲き誇り、もうすっかり春ですね。今回は中医学における春の過ごし方について、
少しお話しさせていただきたいと思います。
 陰陽、という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「あの人は陽気ね」とか「陰湿だ」などという言葉でも用いられますが、「陽」は活動、
上昇、熱などの性質を持ち、「陰」は正反対の鎮静、収斂、寒といった性質を持っています。春は、この「陽」が高まってゆく季節。
冬に高まった「陰」が一気に逆の性質を持つ「陽」に転化する時期なのです。そのため、気持ちも社交的に活発になりやすいのですが、
自然の変化に体が対応しきれず体調を崩してしまったり、精神的にバランスをとりづらくなってしまったりすることも…。
そうならないために、春にあわせた生活を心がけましょう。春のテーマは【発散】ですよ。

*早寝早起きを心がけましょう。
春分の日も過ぎどんどん日照時間が長くなっていきます。乗り遅れないように早起きしましょう。

*酸味があり香りのよい食材を適度に摂りましょう。
セロリ・人参・シソなどの香味野菜やオレンジ・グレープフルーツなど柑橘系の果物は、気のめぐりを良くする効果があります。
食べすぎはダメです。

*山菜類も適度に摂りましょう。
春に旬を迎えるたけのこや山菜などのアクの強い食材は、冬のあいだに体内にたまってしまった悪い毒素を追い出すことができます。

*目覚めの深呼吸をしましょう。
朝の新鮮な空気には、体を浄化してくれるパワーがあります。いっぱい吸い込んで、1日元気に過ごしましょう。

店長のひとりごと

今回はちょっと趣向を変えて、中野店の近隣情報をお話します。
最初にお断りしておきますが私の個人的な意見も多分に含まれていますので、どうぞご了承くださいね。
①お勧めスポット…中野丸井本店 屋上広場
ここからは遠く富士山を眺めることも出来ます。
晴れた日にはお弁当を広げる家族連れや昼休みの休憩中であろうサラリーマンやOLで賑わっており、とても和やかな雰囲気に包まれています。
当店スタッフの田村もお気に入りの場所。お昼寝しているところを偶然見つけてもそっとしておいて下さいね。
ただ、この丸井本店も今年の8月に閉鎖され、取り壊されるとのことで非常に残念です。
②お勧め中華料理屋…台湾食堂
マスターは日本人ですが、その他のスタッフは皆中国人。手軽に家庭的な中華料理を楽しめます。ランチメニューも美味しいですが、五目そば
(五目ラーメン)も人気のようす。
ランチタイムには近くの中野郵便局の職員さんが大人数で食事をしていますが、その中に私が紛れている事も… ちなみに、
当店にも置いてあるチャイナビューを店頭に置かせて頂いています。料理の待ち時間にどうぞ。
③お勧めお寿司屋さん…三河屋
老舗のお店ですからご存知の方も多いはず。ランチタイムの「ちらし寿司」はたくさんの種類のお魚が入っていて、とっても美味。
もちろん懐に余裕がある時にはお寿司をどうぞ。新鮮な旬の魚で満足すること間違いなしですよ。
といっても生魚の食べすぎは漢方の考えでは胃腸を冷やすとされますので要注意です。
    ≪萬代≫

★☆ お料理コーナー ☆★

3月28日開催のメタボリックセミナーでお出ししたお料理は、オリエンタルハーブティーの田七人参茶を使ったものでした。
本場中国では、こういった生薬入りのお料理を家庭でも日常的に取り入れているそうです。例えば、今の時期には風邪予防に玉屏風散
(ぎょくへいふうさん)粥。玉屏風散は日本では「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」という名前で販売されています。ココまでは行かなくとも、
炊くお水にオリエンタルハーブティーの板藍茶(ばんらんちゃ)を加えるだけの「板藍粥」で、
家族全員まとめて風邪予防をはかってみてはいかがでしょうか。

編集後記

中野店では毎月17日に「イスクラ薬局中野店の日」を設け、様々なイベントを行ってまいりました。しかし、ネタもつきかけています。
何かご希望のイベントがございましたら、どうぞお気軽にご提案下さいませ。イスクラ薬局中野店では、
いつでもお客様のご意見をお待ちいたしております。

2007/03/25

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売