中国の祝祭日~清明節~
昨日、4月5日は中国では『清明節』でした。
お墓を清め、祖先を供養する日です。
日本での「春分の日」・「お彼岸」に近いですね。
さて、漢方に使われる薬には植物、動物などがあり、採集時期が決まっています。
鹿の角化していない幼角である『鹿茸(ろくじょう)』は、
ちょうど『清明節』に採集します。
鹿茸には①角が2つに分かれている「梅花鹿(ばいかろく)」、②角が3つに分かれている「馬鹿(ばろく)」と2種類あります。
どちらも清明節に採集し、馬鹿の方は秋にも採集します。
『鹿茸(ろくじょう)』は、体の陽気を補い、精血を益し、筋骨を強くする作用があり、身体虚弱・肉体疲労・性機能低下・
冷え症などの滋養強壮に、参茸補血丸、海馬補丸、
至宝三鞭丸などに入っています。
また、幼い角が成長し硬化したものは『鹿角(ろっかく)』といい、薬力はマイルドになります。
ももこ