
こんにちは山田です。
もうすぐ七夕ですね。今年はスタッフ総出で、七夕飾りを作りました。
七夕は五節句(★)の1つです。

七夕といえば、中国から伝わった織女と牽牛の星合伝説が有名ですが、元々は、裁縫の仕事をする織女の技芸上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」の習わしでした。
日本にも古くから「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説があります。棚機津女とは、この時期に訪れる神霊のために衣を織る聖なる乙女で、旧暦の7月6日から7日にかけて、水辺の小屋に篭って衣を織り、 訪れた神が災難を持ち帰るといわれています。
「五色の短冊〜わたしが書いた〜♪」という歌にも出てくるように、飾る短冊には青(緑)、赤、黄、白、黒(紫) の5つの色があり、これらは古代中国の哲学思想(五行学説)に基づいています。そしてこれら色は、五徳【仁・礼・信・義・智】に対応しているとされています。
★青(緑)=仁→他人のために尽くす
★赤=礼→周りの人に感謝をし礼を尽くす
★黄=信→信望を得る
☆白=義→約束を守る、誠実に生きる
★黒(紫)=智→学習を続け、知識や知恵を得る
今年の七夕は色を意識しながら、願い事をしてみてはいかがでしょうか?

【参考文献】長田なお「陰陽五行でわかる日本のならわし」 淡交社 他