イスクラ薬局(東京)

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サマーエスケープ

こんにちは^^/座波です!

ジメジメした日が続いておりますが、いかがお過ごしですか?

私は休日に、大学時代の友人と軽井沢へ遊びに行って参りました☀

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避暑地と言われるだけあって、朝晩は寒かったです・・。びっくりしました。

同じ日本なのに、こんなに気温が違うんですね笑

さて、今日は軽井沢で見つけた数々の「中医学!」をご紹介させて頂きます★

題して「軽井沢で見つけたぶらり中医学~♬」

長野と言えば「蕎麦」。
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蕎麦は薬膳的に言うと、体を冷ます「涼性」の性質があると言われています。

なので、ざる蕎麦などの冷たいお蕎麦は、より体を冷やしてしまうかもしれません。

そんな時は、食後に温かい「蕎麦湯」を飲むのがオススメ!とても栄養価が高いそうですよ♪(←しかし、飲み過ぎには注意)

実は、西日本の地域では蕎麦湯を飲む習慣が薄いそうです。お店で、蕎麦湯を提供してくれるお店も少ないかもしれません。

 

 

腹ごしらえの後、旧軽井沢のメイン通りを歩いていると…

どこのお店にも「ジャム」や「はちみつ」!!色んな種類並んでいました。

あるお店で見つけたのが、漢方薬にも使われる「大黄(だいおう)」のルバーブジャム!!

rhubarb
rhubarb / tvol

漢方薬では、瀉下剤(しゃげざい)として便を促す目的で使用されることで、広く知られています。

このジャムに使用されているのは「食用大黄」で、漢方薬に使われる薬用とは異なりますが、どちらも同じダイオウ属のタデ科。

ルバーブは、欧米で広く菓子類などに使用されており、日本よりも馴染み深いとか…

食用と言えども、少量のセンノシドを含むため敏感な方は下痢をすることがあるそうです。(←びっくり!)

気になるお味は、ほのかな渋みのさっぱりとした甘さでした♪

 

 

そのほかにも、見つけた補気の王様「朝鮮人参のはちみつ漬け」笑

肺や大腸に潤いを与えてくれる蜂蜜と、元気を補ってくれる人参なので、生活にも取り入れやすそうですよね^^

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締めはテラスで紅茶を…贅沢な時間でした♡

写真は、友人のかっこいい一眼レフを借りて撮った奇跡の一枚。笑

可愛いティーカップに上手くピントが合わないままシャッターを押したのですが、「なんか良い」と言われ気に入った写真。笑

まだ少し肌寒かったせいか、紅茶で温まりました。

 

 

以上、街中で見つけた中医学レポートでした♪

皆さん、梅雨のジメジメした時期、特に胃腸不調を訴える方が多いです。

暑いからといって、冷たいもの摂り過ぎには要注意ですよ★

 

 

 

2016/06/30

夏至の生薬といえば

こんにちは、太田です。
イスクラ薬局は19時閉店なのですが最近は閉店後も明るくて、夏が近づいている実感がありワクワクします。
今年は本日、6/21からが二十四節気の夏至、七十二候では「乃東枯 なつかれくさかるる」。(意味は夏枯草が枯れる時期)
一年の中で一番太陽が出ている時間が長い時期です。

さて、タイトルの「夏至の生薬」と聞いて私が思い浮かべるのは2つ。
ひとつは既出の「夏枯草」(かごそう)・日本名をウツボグサ。
もうひとつは「旱蓮草」(かんれんそう)・日本名をタカサブロウ。

実は先日、六本木店の車田さんと一緒に薬草・生薬や冬虫夏草にお詳しい先生の元を訪れ、山や薬草園で植物を解説していただいて来ました。
とーーーーーっても充実した1日で、(そのご報告も近いうちにブログにてご紹介いたします)その際に夏枯草の写真を撮ってきました。
それがこちら。

夏枯草
夏枯草という名前は、この花穂が終わってもそのまま枯れて褐色になっても立っていることが中国名の由来になっており、生薬は花穂の部分を浮腫みや残尿感のあるときなどに使用します。

もうひとつの旱蓮草は、夏至の時期から秋の開花期に刈り取って使用する生薬で、若白髪や血便・血尿・目の充血などに使用します。
徳川家三代将軍・家光公がこのタカサブロウのおひたしが大好物だったといういわれがあるようです。
この旱蓮草は、夏至の反対の時期である冬至の前後に収穫をする女貞子(じょていし)・日本名トウネズミモチと一緒に配合すると「二至丸」(にしがん)という処方になります。
「二至」とは、それぞれの収穫時期である夏至と冬至に因んでおり、生薬名ではなく季節の名前をつけられたこの処方名がとても好きです。

イスクラ薬局では、この「二至丸」をもとにした健康食品、二至丹を扱っておりますのでご興味のある方は是非お尋ねください。
二至丹

旱蓮草の写真は残念ながら無いのですが、トウネズミモチ(女貞子)も先日一緒に撮影してきました。
それがこちら。

女貞子1  女貞子2

よく家の垣根などに使用されてきた植物なので、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
生薬としては、この果実を使用します。

実は私、ネズミモチ(今となってはトウネズミモチかネズミモチかわからないのですが)には思い出があります。
というのも私が通っていた幼稚園の園庭に植わっていて、この青い果実をむしり取って潰し、中に入っている白くて小さな「ネズミのスプーン」を採取しては楽しんでいました。そんな思い出のある植物です。

きっと皆様の思い出にある植物も生薬として使われるものも多いと思います。
先日撮影した写真はまだまだ沢山あるので、少しずつご紹介してまいりますので、是非楽しみにお待ちください。

2016/06/21

デトックススープと黒茶!!

こんにちは^^/座波です!

遂に梅雨の季節に入りましたね・・。

雨の日はどんよりしてしまう事もありますが、美味しいお米や野菜畑などには「恵みの雨」♪

この季節にしか見れない紫陽花を見たり、お家の中でゆっくり読書する時間を作ると、雨の日も楽しく過ごせそうですよね^^

私の地元沖縄では、早くも梅雨明け!紫外線が毎日痛いそうです笑

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(梅雨明けの沖縄の真っ青な空!!!)

そんな私は、春から始めた「ウォーキング通勤」今も続いております!笑

そして最近ではダイエットに拍車をかける為に、一昔流行った?デトックススープを夕食にしてみたり・・笑

このデトックススープ、美味しいものを食べすぎた翌日にオススメです!

負担をかけた胃腸のリセットに凄くいいと思います★

材料はトマト・キャベツ・セロリ・玉ねぎ・人参など・・・シンプル!

薬膳的にも、体の中に溜まった余分な水分(湿)をさばく効果があったり、材料の多くが胃腸の機能回復を手伝ってくれるものばかりです!

確かにデトックススープを食べると、お小水の回数が増え、むくみ解消に良い気がします。

しかし、何と言っても食事はバランスが大事。やっぱりお肉を食べないと力が湧きません><

最近はお肉の代わりにお魚も良く食べるようにしてみたり・・・^^

ダイエットはやはり、食事と切り離して考えられないものですね。(分かっていても、楽して痩せたいのが本音。)笑

そんな私は最近「黒茶」を始めました♪

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薬局で販売している「金花黒茶」というもの。

中国では、「お茶」は生活に馴染み深く、養生の一つとして親しまれています。

黒茶の主な消費地である中国西北部の少数民族は古来遊牧を生業にしている民族が多く、毎日の食事も家畜由来の肉や乳製品の比重が高いそう。彼らは毎日大量のお茶を飲まないと、頭痛や食欲不振、無気力になるそうです。これらの地域に古くから伝わってきた諺が面白いので紹介します♪

「寧可三日無糧、不可一日無茶(3日食料がなくても、1日としても茶無かるべからず)」

彼らにとっては単なる飲み物ではなく、毎日の健康維持に欠かせないものであることが伝わってきますよね^^

黒茶は、高脂肪食・高糖質食などが溢れる現代人の健康志向にマッチするものとして、現在注目を集めてるそうですよ!

さらに黒茶のいいところ♪

緑茶や紅茶と違って、遅摘みで成長した葉や枝を原料にしていて、「カフェイン含量が低い」ため、睡眠トラブルや胃腸への刺激が少ないため、誰でも安心して飲めるのです^^

薬局にも、「ダイエットや日頃の健康茶としてオススメのお茶はありますか?」と来局される方も少なくありません。

毎日の食事のお供に、この「黒茶」をオススメしています★

味は、プーアール茶に似ていて、苦味が少なく口あたりもまろやかで暑い夏にも飲みやすいです。

私は、「体脂肪」に着目しながら黒茶を飲み続けるプロジェクトを勝手に試みてみようと思います・・笑

変化が出たらご報告させて頂きます^^/

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2016/06/18

日本中医薬研究会学術シンポジウムへ行ってまいりました。

こんにちは、太田です。

5月29日は日本中医薬研究会の学術シンポジウムでした。
全国の先生方が東京へ集まり、「心と血脈」をテーマに、「冠心病の舌診と臨床」について学んでまいりました。

第一部と第二部から成り、第一部は「舌診」について高橋楊子先生から具体的な舌の写真などを交えての講演、
第二部は中国から郭維琴(かくいーきん)先生をお招きして、活血化瘀の臨床応用として、丹参と川芎を中心とした処方について学びました。

郭先生は、「冠元顆粒」の元となった処方「冠心Ⅱ号方」を世に送り出す研究をされていた郭士魁先生の娘であり、継承弟子のおひとり。
中医学弁証の症例分析などをしていただきながら、活血化瘀について深く学びました。

半日の講演でしたがあっという間に時間が過ぎ、終わるころには脳がパンパン!
最後に体をスッキリさせる効率的なツボ押し方法を教えていただき、皆で早速試してきました。

その写真がコチラ。

学術シンポジウム

頭も体もスッキリしました。

「活血化瘀」とは、血流を改善してながれの滞りである「瘀血」(おけつ)を解消する方法。
肩こりがある、顔のくすみが気になる、慢性的な痛みがあるといった方は「瘀血」に注意したほうが良いかもしれません。

コチラは冠元顆粒のサイト内の瘀血チェックリスト。
http://kangen.iskra.co.jp/check.html
私って瘀血あるの?と思った方、是非チェックしてみてください。

2016/05/31

がまの油売り、ご存知ですか?

最近は雨がぱらついたりとスッキリしないお天気の日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私、太田は先日のお天気の良い休日に茨城県の筑波山まで山登りへ行ってきました。
本格的に靴やストックを揃えて1年もたちませんが、東京近郊の山に少しずつ登っています。

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今回の筑波山は「西の富士、東の筑波」称される山で、日本百名山のひとつ。
標高871mの男体山と標高877mの女体山からなり、神話や伝承が数多く残されているため道中もとても楽しく過ごしました。
女体山からの眺めも良く、ツツジも見ごろで素晴らしかったです!

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もうひとつ、筑波山の登山口で驚いたのは「ガマの油」というのぼりが沢山立っていたこと。
「口上売り」で大変有名なガマの油がここ、筑波山発祥なのでした。

歴史をさかのぼること江戸時代、大阪の陣に知足院中禅寺(いまの筑波神社)の光誉という名の僧侶が従軍したとき、持参の膏薬で何百人もの傷兵を介抱したという。
このときに使った膏薬をつけるとぴたりと血が止まり痛みも消えてしまうため その噂が広まり、この膏薬を僧侶の風貌に因んで「蝦蟇(ガマ)の油」と呼んだそう。

また、これとは別に口上にまつわる伝説もあります。こちらもご紹介いたします。
思いつめて筑波山の山路を歩いている最中に大蝦蟇に出会った兵助という男。
蝦蟇に出会ったことにより助けられた兵助は「蝦蟇に助けられたのも何かの縁。光誉坊さんの膏薬を江戸に広めよう」、と江戸の浅草寺の境内でガマの油を売り始めたそう。

縁日などでは侍の格好をし片手に刀を持った油売りが「さぁ、さぁ、お立会い・・・」と口上を披露しながら「ガマの油」を売る姿が戦前頃まで見られたそうですが、現在では伝統芸能として引き継がれているようです。
しかし、残念ながら現在ではガマの油が入っている物は手に入らないようです…。

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中医学では、ヒキガエルの耳下腺・皮脂腺の分泌物を生薬、「センソ」として用います。
「センソ」は強心・鎮痛・止血作用があり、「六神丸」という処方に用います。

「ガマの油」「六神丸」、共にイスクラ薬局では残念ながら取扱ってはおりませんが、日本の伝承薬に触れた休日、とても楽しかったのでご紹介いたしました。

参考図書:「日本の伝承薬 江戸売薬から家庭薬まで」鈴木昶著

 

2016/05/28

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売