掌蹠膿疱症の経過
70代女性
7ヶ月前から手の皮が少しづつむけはじめ、
写真のような状況に。
大好きな銭湯にも手袋をしてその上からビニールをかぶせて行く状態でした。
近くの病院でステロイド剤をもらい塗ったがいっこうに改善せず、
また先生からは何の病気か
わからないから大学病院へ紹介状を書くとのことで大学病院へ。
大学病院にて掌蹠膿疱症との診断をうけました。
引き続き大学病院でもステロイドが出され、
使用を続けたが改善は見られず、ご来店いただきました。
この方の場合、手の膿疱はよーく見ないとはっきり見えません。
(足には膿疱が見られることと、爪の変形が見られたため、
私も掌蹠膿疱症ではないかな~と思いました。後日写真UP予定)
またこれほどひどく皮がむけるのも珍しい症例です。
粉薬の漢方とスキンケアで対応しました。
数ヶ月服用後、皮むけもおさまり、手の赤みもひいてきました。
写真は去年のものですが、現在はもっときれいに改善しております。
ご本人は「また最初の写真に戻りたくない!!」とのことで現在も念のため漢方薬を服用中です。
*掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?
簡単に言うと読んで字の通り、
手のひらと足の裏に小さな膿疱(時に黄色い膿を持つ)が多発する病気です。
原因は不明なことが多いのですが、
扁桃腺の菌に対する反応や歯の治療に使う歯科金属に対する反応により起こる場合もあります。
アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症など
各種皮膚病のご相談予約承っております
掌蹠膿疱症,しょうせきのうほうしょう,