こんにちは。店長の今井です。
早いもので今年もすでに 3 月です。
さて、3 月 20 日は春分の日ですが、
この日は昼と夜の時間がほぼ同じになり、
その後は昼の時間がどんどん長くなっていきます。
季節はもう折り返し地点を過ぎ、
すでに夏に向けて走り始めているのですね。
それなのにまだ寒い日が続いているのはなぜか。
その理由は、天の気→地の気と熱が伝道していくための時差が原因です。
春は天の気が「熱」に偏っていて、地の気はまだ「寒」に偏っています。
そのため、気温は暖かくなったり寒くなったりを繰り返しているのです。
また、春は「風」の季節と呼ばれています。
風は他の邪気を先導する働きを持っていて、
寒さとともに体に入り込むと「風寒」、熱とともに体に入り込むと「風熱」といって、
ともにカゼの症状が引き起こされます。
春に注意しなければならないのは、
熱のカゼも寒さのカゼも両方ともかかりやすいということです。
漢方薬としては、熱のカゼには「天津感冒片」、寒のカゼには「葛根湯」を使います。
両方の薬を常備薬として持っていると安心ですね。