先日、ヤフーのニュースを見ていたら、衝撃的な記事がありましたので紹介したいと思います。
<卵子の若返り>「染色体置き換え」で可能に 高齢出産に光
マジですか??
日本発です。
独立行政法人「医薬基盤研究所」などの研究チームヒトの卵子から染色体だけ取り出して、別の卵子の染色体と置き換え、体外受精技術によって受精させることに成功した。
そもそも、独立行政法人の「医歯薬基盤研究所」ってなんだろうと思って調べてみたのですが、
厚生労働省所管試験研究機関の再編成の一環として、規制と振興の分離を図りつつ、創薬支援に関わる組織を一体化して、医薬品・医療機器の開発支援をより効果的に進めようとするもの
だそうです。
つまり、創薬支援に特化した国(半民半官)の研究機関ということですね。
その「医歯薬基盤研究所」が成した今回の研究結果には目を見張るものがあります。
高齢女性の卵子の染色体を、染色体を抜き取った別の若い女性の卵子に入れる「卵子の若返り」が可能になる。
若返った卵子でできた受精卵を子宮に戻せば、高齢女性も妊娠できる可能性が高まる。
これはもう漢方なんて必要なくなってしまうんじゃないの?
って思うのですが、実はそんなことはありません。
質の高い受精卵を作るには、質の高い卵子と質の高い精子が必要になりますが、
その受精卵はどれだけ質が高かろうと子宮内膜に着床しなければ妊娠は起こりませんね。
子宮内膜に着床をしても、受精卵が育っていかなければ、妊娠は継続しません。
結局は、母体の体作りが確実に必要になってきます。
バイオテクノロジーは日進月歩を遂げていますが、
だからこそ、漢方薬の必要性が増し、その魅力も引き立たせる結果となります。
当店にも子供が欲しいと切に願い、薬局の門を叩くご夫婦がたくさん来られますが、
西洋医学と中医学(漢方)の両方の良い所を取り入れて進めていただくようにお話しています。
医学がさらに進歩して、妊娠・出産の可能性が高まってくれることを心から願っています。
引用記事
<卵子の若返り>「染色体置き換え」で可能に 高齢出産に光