寒い日が増えてきて少しずつ冬の足音が聞こえてきましたね。
昼間は温かくても朝晩は冷える日も多いため、青い風邪をひく方が増えてきます。
青い風邪とは寒気が強く、背中がゾクゾクして、透明の鼻水や痰、頭痛、首筋や肩のこりなどの症状が起こる風邪です。

中医学では、このような青い風邪のひき始めには体を温めて発汗を促し、風邪の症状をなくす辛温解表(しんおんげひょう)という方法で治療を行います。
漢方薬を服用することに加え、まだ汗が出ていない場合は、汗をかくのを助ける養生(部屋を暖かくして布団をかぶる、温かい服装で過ごす、温かいものを食べるなど)を行うとより早い改善が期待できます。
食材はネギや生姜がおすすめです。
症状が軽めの場合、これらの養生だけで改善することもあります。
今後、さらに寒くなりますので青い風邪に気をつけていきたいですね。