晴れると暑くて、雨だとムシムシする5月の上旬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年もGWには30℃を記録するほどで、夏日が続出でしたね。
その後晩秋になってやっと涼しくなった頃に、長引く咳でお困りの方がよくいらっしゃいました。
この方々に共通したのが「気陰両虚」だったのです。
皆さん水分補給などには気を付けていらっしゃって、「熱中症になった」というお話はありませんでした。
しかし、5月から10月頃まで暑い日が続いたので、知らず知らずのうちに熱邪によって「気」と「陰」、つまり「エネルギーと体内の潤い」が消耗していたのでしょう。
そして急に寒くなった頃、体を守るエネルギー不足で風邪をひいてしまい、潤い不足のために空咳やノドの違和感が長引いてしまった…。
昨年多かった長引く咳は、中医学的にこのように考えることもできるのです。
今年も晴れの日はすでに25℃超えです。
昨年と同じく暑さ対策、気陰を守る対策が、秋冬に向けての養生にはとても大切です!
暑い日は気陰を補う漢方をサポートに使いながら、季節の野菜を摂るとか、お腹の調子はいい状態で維持するとか、しっかり睡眠時間を確保するとか、そういうことに気を付けてまいりましょう。
楽しい初夏を過ごしましょうね!
