毎日ほんとうに蒸し暑いですね!
たとえ風が吹いても、エアコンの室外機の熱風を浴びているかのようで、全然涼しくない。
冷飲すれば、むくんで胃の調子が悪くなるし、エアコンで冷えると頭痛が始まるので、せっせとスイカを食べて水分補給と熱冷ましをしています。
中医学的には、スイカの赤い果肉の効能は「清熱利尿・解暑生津」、つまり、利尿することで身体の熱を逃がし、汗で失った体の潤いを補うとされています。
だからスイカを食べるとお手洗いに行きたくなり、体のほてりもすっと軽くなるんですね。
中国には「白虎湯(びゃっことう)」という発熱疾患に使う方剤があるのですが、スイカは白虎湯に匹敵すると言われるほどの熱冷まし効果があります。
赤い果肉と緑の固い皮の間の白いところは、「西瓜翠皮(せいかすいひ)」といいます。
効能は果肉とほぼ同じですが、
熱冷ましの力…赤い果肉>白い部分
利尿効果…赤い果肉<白い部分
といわれています。
小玉スイカは白い部分がほとんどありませんが、大玉のスイカには白い部分が1cmくらいあるので捨てたらもったいない!
酢の物・ぬか漬け・味噌汁に入れるとおいしいです。

スイカの酢の物
【材料】
スイカの白い部分
胡瓜
生姜の甘酢漬け(市販品)
リンゴ酢
砂糖
塩
白だし
【作り方】
①スイカの赤い果肉を少しつけて白い部分を切り取り、薄くスライスする。
②胡瓜をスライスし、塩をまぶしてしんなりさせ、汁気を絞っておく。
③生姜の甘酢漬け2,3枚を針のように細く切る。
④生姜の甘酢漬けの漬け汁に、リンゴ酢・砂糖・塩・白だしを加えて合わせ酢にする。
⑤合わせ酢にスイカの白い部分・キュウリ・生姜を加えて、冷蔵庫で30分ほど休ませて味をなじませる。