さて前回に引き続きのお話です。
前回の記事をザックリまとめると、
・夏に弱い人は、熱と湿気に弱い
・発汗制汗のためのエネルギーである「気」と、汗の原料である「陰」が足りない人は、適度に汗をかけず、熱がこもりやすい
そのため、気陰の補充や養生をしましょう、というお話でした。
今回は②「熱に弱くて汗かき過ぎてしまうと?」です!
熱に弱い方の中には、
暑いとドンドン汗が出てきて止まらない、という方もいます。
それ私! という方、汗をかいたあとグッタリ疲労感を感じていませんか?
疲労感を感じる、ということは、それは気虚体質、気が足りない状態によるものです。
気の働きには必要なものを漏らさないようにする、固摂(こせつ)という働きがあります。
もともと気が不足している方は、汗が「止まらない」というより「漏れ出ている」のです。

汗がダラダラ漏れ続けると、
出ていくばかりのため更に気と陰を失い、
やっと汗が落ち着いた頃にはもうグッタリ、休みたい…
それでも家事が、仕事が、で動き出すとまた更に気を消耗し、汗が…気陰が…
このままだとどんどん疲れる悪循環です。
こういう方は気を十分に補って、余計な汗は漏れないように、そして疲れにくいようにする体質へ導く漢方を使います。
汗が多い&疲れやすい方は、ぜひ一度相談してみてくださいね!
次回は、暑さに弱い人とは③、湿気に弱いパターンのお話です!