少しだけ暑さが和らいだような8月上旬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて今回は③「湿気に弱いと??」です!
暑さに弱い人①では、「熱+湿気に弱い人が暑さに弱い」というお話をしました。
以前のブログ記事でも書いてある通り、「内湿(ないしつ)が溜まっている人は、外湿(がいしつ)の影響を受けやすい」傾向にあります。
体内の湿気が多い人は、空気中の湿気で不調を感じやすいということです。
ただ、今年は「去年の夏よりもしんどい」とおっしゃるお客様が多いです。
それだけ今年の湿気は強く、体内の湿気が多くない方も「外湿」による不調を感じておられるのでしょう。
ではどう対処するか!
空気中の湿気はどうすることもできませんが、室内ならエアコンを上手に使いましょう。
そして、体内の湿気「内湿」を貯めこまないようにしましょう。
体内の湿気は、体の中で水分代謝がうまくいかないときに生み出されます。
中医学では「肺(はい)」「脾(ひ)」「腎(じん)」が水分代謝に関わる場所とされています。
その三臓の調子を落とさないように、
・肺:風邪をひかない、軽い運動
・脾:元気な胃腸を維持、冷たい飲食は控えめに
・腎:過労を避ける、十分な睡眠をとる
といったことに気を付けましょう。
特に「脾」は、飲食物から「気血」を生むところですが、
弱った「脾」だと「湿」を生み出してしまいます……。
さて、3回にわたった「暑さに弱い人とは??」はこれにて終了です!
厳しい暑さはまだ続きますが、皆様が元気に夏を乗り切れますように!!
