こんにちは。大森です。
聴力が低下した状態を「難聴」といいますが、難聴になる原因は、耳元で大音量を聞く・鼓膜の損傷・薬の副作用などたくさんあります。
老化も原因の1つ。
「聴力」は年齢とともに少しずつ衰え、高い音(高周波数)から聞こえなくなっていくそうです。
これは、中医学の認識とちょうど同じ!
中医学では、「老化」に深く関係する臓腑は「腎」で、その腎の状態が反映されるのは「耳」です。
加齢とともに腎の機能は衰えますから、年を取ると聴力も低下してくるのですね。
先日、簡易的な「耳の聞こえチェック」をやってみました。
ワタクシ、実は聴力にはかなり自信がありました。地獄耳タイプです。
ですから、当然、実年齢より若い判定が出ると期待していましたが、実際は年齢相当でした……残念。
脳は、耳が伝えてきた音全部を拾っているのではなく、過去の経験と照らし合わせ、音を取捨選択して聞いています。
不要な音は聞き流し、自分にとって「必要な音」「意味のある音」だけを聞いているのですね。
ですから、騒がしい雑踏の中でも隣の人と会話ができているし、
ヒソヒソ声の悪口もなぜかよく聞こえるのかもしれません。
中医学では、加齢による聴力の低下には、腎に栄養を与え、腎の機能を支える「補腎」をします。
難聴は日常生活に不便が発生するだけでなく、うつや認知症のリスクが高まることもわかってきたそうです。
「聞こえ」にお悩みがあれば、ぜひご相談ください。
ブログ日記BLOG
補腎と聴力の話
2024/10/26