こんにちは、丹沢です。
今年の土用の丑の日は、 7月19日(土)と7月31日(木) の2回あります。
暑さで体力が奪われがちな今の時期、栄養価の高い鰻はまさにぴったりの食材です。
ただ、「脂っこくてちょっと…」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、山椒をかけて食べることをおすすめします。
🌿 鰻に山椒をかける理由とは
山椒は「蜀椒(しょくしょう)」とも呼ばれ、味のアクセント以上の働きがあります。
蜀椒は主に次の2つの効能があるとされています。
① 散寒止痛・燥湿
• お腹を温めて冷えを改善する
• 体内の余分な水分(湿)を取り除く
② 解毒駆虫
• 殺虫・抗菌作用により、食中毒のリスクを軽減する
(東洋学術出版社[新装版]中医臨床のための中医学 より)
これらの作用により、脂の多い鰻を食べる際の消化の助けとなり、胃腸への負担を和らげてくれます。
💊 漢方薬にも使われる山椒
山椒は、大建中湯にも配合されています。
特にお腹が冷えて痛む方に用いられ、山椒の胃腸を温めて働きを助ける力が活かされています。
⚠️ 注意
山椒はかけすぎると口がヒリヒリすることもあるので、ほどほどにかけてくださいね。
