寒さと乾燥が強くなってくると皮膚トラブルでお悩みのお客様が増えてきます。先日もお客様にスキンケアの大切さを訴えていました。今日は「スキンケアってそんなに大切な事なの?」っていう話をしたいと思います。

●スキンケアって本当に必要?
スキンケアというと、何だか軽いイメージがして、漢方薬を服用するのに比べてプライオリティが低く位置づけられそうに思いますが、その重要性はこう考えていただくとわかりやすいです。
肺や心臓や胃腸の粘膜など、体の内側にある器官は直接薬液を塗りこむことができないが、(運がいいことに)皮膚は外側の器官だから直接薬を塗りこむことができる。だったらそれをやらない手はない。
要するに、スキンケアとは薬液を患部に直接塗りこむ治療法ということです。漢方相談になるとどうしても服用する漢方薬がメインのように感じていらっしゃる方が多いですが、外側から薬液を塗りこむスキンケアは、体の内側からの治療である漢方薬の服用と同じように重要であることがお分かりになるかと思います。
さて、スキンケアには実際にどのような方法があるかをご紹介します。
・皮脂などの汚れを落とすスキンケア
・皮膚の炎症や乾燥を抑えるスキンケア
・皮膚のバリア機能を整えるスキンケア
主には3つに分類されますが、炎症や乾燥の程度、皮膚の状態によって使うものが変わります。皮膚はダメージを受けてとても敏感になっています。ものによっては、痒みや赤みや熱感が増したり、腫れて傷んだりすることがあるので注意が必要です。当店では皮膚の状態に応じてお選びし、まずはサンプルから使用していただくようにお話をしております。
スキンケアを頻繁に根気よく続けていただいている方は、やはり皮膚トラブルの解消も早いというのが実感としてあります。
皮膚のトラブルのご相談はイスクラ薬局中野店まで。
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