イスクラ中医薬研修塾32期生の上村です。
8月の後半から10月まで中野店でお世話になっています。
今日は中野店の手塚店長と、六本木店の中神店長が講演する、『秋冬の漢方的養生とツボ押しセミナー』に参加してきました。

お二人とも直前でもあまり緊張されていない様子…。

前半は手塚店長が中医学の考え方や、秋冬の過ごし方、日々の養生方法などをわかりやすくお話しされました。

特に印象に残ったのは、養生の基本(睡眠・食事・運動)のうち、食事について。
「腹八分目」がいいとはよく聞きますが、どのくらいなのか、なかなか難しいですよね。
腹八分目とは、食後、
- 苦しくならない
- 重だるくならない
- 眠くならない
の3つに加えて、「最初は腹六分目を目指すと八分目になりますよ」という言葉が印象的でした。
秋は美味しいものばかりで、いつもちょっと食べ過ぎてしまう私・・・お腹が重だるくなることがよくありますので、六分目を目指して調整していきたいと思います。
後半は中神店長が秋冬によいツボを6つ教えて下さいました。
ツボは自分で押しても、本当にここでいいのか?ちょっと自信がなかったりしますよね。
わからない方には「よろしければ直接押しに行きますよ!」とおっしゃって押して下さったので、皆様とても納得されていた様子でした。
こんな感じで直接床に腰を下ろしながらのアドバイスも…。

初めて聞いた「列缺(れっけつ)」のツボ。
ここを押すと10ある喉の痛みが5くらいに減るそう。私は喉が急に痛くなるので、症状が出たら押してみようかと思います。胸がなんだかもやもやするときにもいいそうです。
中医学には「三分治 七分養(さんぶち しちぶよう)」という言葉があり、3割は薬で治るけど、7割は養生で治すという意味だそうです。
日々の食事や睡眠、運動など養生を心がけている方は、漢方薬の効きも何もしていない方とでは大きく差が出るそうですので、できるところから始めていきたいなと思いました。