今回は中医学の治療法について書きたいと思います。
中医学の治療は症状を抑える対症療法的な治療「標治(ひょうち)」と体質改善を目的とした根本治療「本治(ほんち)」の2つに分けられます。
例えば頻繁にカゼをひいてしまう人の場合、カゼの症状を改善する治療を標治、カゼをひきにくくするように体質改善をする治療を本治といいます。

「漢方薬って効果が出るまでに時間がかかりますか?」という質問を受けることがあります。
標治の場合は比較的効果が早く出ますが、本治の場合は時間がかかることが多いです。
疾患によっては標治と本治を同時に行う「標本同治(ひょうほんどうち)」が必要な場合もあります。
西洋薬は対症療法が中心になりますので、標治は西洋薬で行い、本治を漢方薬で行うことも可能です。
薬局では「今ある辛い症状を早く取りたい」「根本的に体質改善をしたい」などお客様のご希望に合わせて商品を紹介させていただきます。
お悩みのある方はお気軽にご相談ください。