残暑はまだありますが、少しずつ涼しくなり「食欲の秋」の季節が近づいてきましたね。
ただし、甘いものや脂っこいものを食べすぎると体に良くないですよ。

中医学でいう脾(ひ)は胃腸の機能の重要な役割を担っており、栄養素や水分を消化吸収して全身に運ぶ「運化(うんか)作用」があります。
甘いものや脂っこいものは消化が悪いため、食べすぎると脾に負担がかかり、水分を処理する機能も低下し、結果として体の中にドロドロした余分な水分(痰湿:たんしつ)を生じます。
痰湿が増えると、体の重だるさやむくみ・水太り、痰・鼻水の増加の原因になる他、気血(エネルギーや血)の流れを妨げるため、肩こりやめまいの原因になります。
また、痰湿はベタベタしているためオイリー肌になりやすく、ニキビやアトピー性皮膚炎の悪化にもつながります。
上記の症状が気になる方は一度鏡で舌を見てみましょう。
痰湿があると、舌に白あるいは黄色いべったりとした苔が見られることが多く、食事を見直すサインにもなります。
食事改善に加え、漢方薬を併用すると痰湿を早く減らすことが可能になりますので、不調が気になる方はお気軽にスタッフにご相談ください。