秋の味覚が徐々に出てきましたね。
ぶどうに梨、ぎんなんに芋栗かぼちゃ…
食は生きていく上でとても大事!ならば、
ギリギリまで食を楽しみながら生きていきたいものです!^^
そのために大切なのは、「スムーズに口からものを食べられる」こと。
しっかり噛める歯、口から胃へ送るための嚥下(飲み込み)の機能、そして飲食物を消化する機能。
どれも重要ですね。
中医学では「歯は骨の余り」と言われ、骨は「腎」がつかさどります。
嚥下は口やのど周り、食道の筋肉がそれぞれうまく連携してなされますが、
筋肉=肌肉をつかさどるのは「脾」です。
そして飲食物が上から下へ向かう一連の動きは「胃」による「降濁(こうだく)」。
「胃」は、口から来た飲食物を受け止めて(「受納(じゅのう)」)、消化し(「腐熟(ふじゅく)」)、消化物を腸へ受け渡すのが役割です。
口から食べるときに大切な臓腑、脾と胃と腎。
まさにそこに関わるこんな記事を見つけました。
「食べ物を飲み込むときに 甲状腺からのホルモン分泌が増える」
ざっくり要約すると、
食べ物を飲み込むときの、のどからの情報は、
細胞を元気にし、骨まで丈夫にする
「細胞の元気」は、「腎」で言い換えられるので、この記事は、
飲食物を消化し、ちゃんと降濁できることが、腎を守る「補腎」に繋がると見ることができます。
そして「補腎」は骨と歯の健康に繋がり、歯の健康は脾胃の健康に…。
人間の身体というのは、本当にうまいことできてますね。
それならば、脾・胃・腎の健康のために、しっかりと食養生するしかありません!
・よく噛んで食べること!
・冷たい飲食で冷やさないこと!
・肥甘厚味(脂っこい・甘い・味の濃い)は控えめに!胃腸が不調なときは避けること!
ちょっとおかしいかも、というときは早めの対処がおすすめです。
「胃の降濁」を助ける漢方薬、色々ありますよ!
