スーパーで食用菊を見かけるようになりましたね。

菊は品種が多いですが、食用菊と観賞用の菊には明確な違いはなく、苦味が少なく味がよいものを品種改良し、食用として栽培されているそうです。
菊花は漢方薬としても使われており、
野菊花は、消炎作用があるので、デキモノなどに、
杭菊花は、視力減退やめまいやふらつきなどに使われます。
(一例です)
この違いは、
杭菊花…キク科キク、およびその品種の頭花
野菊化…キク科キク属のシマカンギク、アブラギク、ホソバアブラギクなどの頭花
ということで、同じキク科でも品種が違うと薬効は違います。
(参照:『中医臨床のための中薬学』)
そう考えると、食用菊の薬膳的効能はどうなるのか気になりますが、
野菊化の性味は苦・辛
杭菊花の性味は甘・微苦
苦みが少ないのは杭菊花のほうです。
食用菊は苦みが少なく味が良い品種ですから、薬効は杭菊花寄りかもしれません。
目にもよく、菊の上品な香りのするおひたしをたくさん食べましょう。




