今回は薬膳料理に挑戦してみました。
テーマ :「おなかが冷えて下痢をする方に」
メニュー:「鶏とえのきの肉団子の生姜スープ」
【材料(2人前)】
肉団子
・鶏ひき肉:150g
・えのき:1/4株
・塩麴:適量
・片栗粉:適量
・ごま油:適量
スープ
・生姜:適量
・たまねぎ:1/2個
・しめじ:1/2パック
・鶏ガラスープの素:適量
・こしょう:適量
・食べるラー油:適量
・水:500㎖

【食材の薬膳的効果】
鶏肉:鶏肉は体を温め、「気」を補う。
きのこ類(しめじ・えのき):脾の働きを助け、余分な水分を排出する。
塩麴:発酵食品で、胃腸の調子を整える。
生姜:お腹を温め、冷えを改善する。
玉ねぎ:お腹にやさしく、気の巡りを良くする。
【作り方】
1.鶏ひき肉をポリ袋にいれ、よくこねる。
2.みじん切りしたえのきを入れて合わせる。
3.玉ねぎを切り、スープの材料を鍋に入れ中火加熱する。
4.スプーンで肉団子を形成して、鍋へ投入する。
5.肉に火が通ったら完成。
【ポイント】
・鶏ひき肉を使うことで脂身が比較的少なくすることが可能。
また、ブロック肉は消化に時間がかかるが、ひき肉を使うことで、お腹への負担も少なくなる。
・生姜でお腹を温め、脾の運化作用を促し、冷えによる下痢を改善する。
【感想】
肉団子はしっかりと味がついていて、やわらかく美味しかったです。
食べ終わる頃には体がぽかぽかと温まり、心地よい満足感になりました。
2人前を一人で食べても、もたれることなく消化にやさしい仕上がりで、お腹に負担をかけない料理になったと思います。
【反省点】
・味が薄かったため、胡椒や食べるラー油を追加したが、刺激物は胃腸が弱っているときには不向きで
した。
【最後に】
冷えによる下痢にはいくつか原因がありますが、その中でも「気の温煦作用」が不足して起こる脾陽虚タイプには、今回のメニューがぴったりです。
「気」を補い、体の芯からを温め、お腹にやさしい一品としておすすめします。
今夜の献立にぜひ取り入れてみてください。



