こんにちは、いのうえです。
10月は名古屋の薬用植物園、
それから漢方とは関係はありませんが秩父郡のダリア園へ行ってきました。
草花が好きすぎて漢方の世界に入った私、
植物園に行くたび黙々と写真を撮り続け3時間以上過ごすことも…
カメラが電池切れになることもしばしば;
さて、写真はオケラの花(名古屋市立大学)。
この子の根が白朮(びゃくじゅつ)という生薬。
胃腸を元気にする生薬で逍遥丸や補中丸などなど様々な処方で欠かせません。
お正月のお屠蘇にも入ってます♪
今回知ったのですが、京都の八坂神社では白朮祭(をけらさい)なんて行事があるんですね。
年越し行事として12月28日、神社で白朮を焚き、
その火を火縄に移して人々が持ち帰り、
蝋燭に灯したり、お雑煮を炊くのに使って無病息災を願うとか…
漢方薬も元の植物の花や香りを知り、
「あぁ!あれなの!」ということがあると、
処方の先に彼らの顔が浮かび生命力を実感ができる気がします。
またにおいや味などの五感も効果のひとつ、
彼らの咲かせる花を見て気持ちが穏やかになるのも効果のひとつかもしれません。
気分よく名古屋の植物園を後にしたのですが、
帰りに名駅前でティッシュ配りのメイドさんから男性に間違われたのは切なかった…
汗臭かったのかな(´・ω・`)