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片付けは養生になる? 〜中医学とお片付けの共通点〜

こんにちは。東京は雨が続き、心も体もスッキリしない日が続きます。
今年も実習生の方々が薬局実習に来られる時期になり、ブログを書いていただきました。
中医学と片付けについて、とても興味深い内容です。
ぜひご一読ください♪

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『部屋を片付けをすると何だか気持ちまですっきりする』
そんなふうに思った経験はありませんか?

私は中医学研修塾に入る以前からお片付けが好きで、働きながらお片付けの勉強をしていました。そして今は中医学を学ぶことにも夢中な毎日。

中医学も、お片付けも大好き。
そんな私がある日、「この2つに共通することってないかな?」って考えたんです。
そうやって考えてみると「あれ!?なんだか似てるかも!」と思うことがいくつも出てきました。

中医学では身体の中を気・血・津液がスムーズに巡っていることが大切です。
そして気の流れのことを気機(きき)といいます。『昇・降・出・入』このバランスが保たれていることで私たちの生理機能や生命活動は正常に保たれています。
必要なものは必要な所へ届き、要らなくなったものは外へ出していく。これってお片付けにも共通しているなと感じました。

物が増えて必要なものが見つからない。
床に物があって歩きにくい。使ったものが元の場所に戻らず、どんどん積み重なっていく。
そんな状態が続くとなんとく落ち着かなかったり、イライラしたりすることもありますよね。
そこで不要なものを少し手放して、必要なものを元の場所に戻してみる。すると空間ができて動きやすくなり、気持ちまで軽くなる。

もちろん部屋の状態と身体の状態が同じというわけではありません。でも『滞っているものを少しずつ動かして、流れを整える』という考え方は中医学の考え方と似ているなぁと思うのです。

中医学では、脾は運化(うんか)をするという大切な作用があります。食べたものから身体に必要なものを取り出して、必要なところへ運んでいくという働きです。
食べることも片付けることも、
『何を取り入れて、何を残して、何を手放すのか』
そんな視点で見ると中医学もお片付けも整えるという本質は、案外同じなのかもしれないなと思います。

そして忘れたくないのが心(しん)。
『心は神(しん)を蔵す』といい、心と精神活動は深く関係していると考えます。

家に帰ってきたとき『ふぅ〜、落ち着く♡』と思える場所があること。好きなものが目に入って、ちょっと嬉しくなること。何もない空間を見て、スッキリした気持ちになること。そんな心地よさも毎日の養生に繋がっているのかもしれません。

中医学の養生というと、食事や漢方、睡眠を思い浮かべることが多いけれど、自分が毎日過ごす場所を整えるのも、自分をいたわる方法のひとつですね。

🌸滞っていたら、少し流してみる
🌸余分なものがあったら、手放してみる
🌸足りないものがあれば、補ってあげる

身体も暮らしも、大切なのは無理せず自分にとって心地よい流れをつくっていくこと。
そんなふうに考えると中医学もお片付けも
『ちょっと流れを整えてみようかな』と気軽に始められる気がしませんか?

2026/09/29

秋の体調管理に ~中医学で”免疫”について考える~

こんにちは、新宿店の廣山です。
猛暑、酷暑の夏を過ごし、
知らず知らずのあいだに体の抵抗力や免疫力が落ちているかもしれません。

では、よく聞く「免疫」とは一体なんでしょうか。
一般的に免疫とは身体に初めから備わっているものと、そうでない「異物」とを区別し、異物だけを排除、攻撃しようとする生体の防衛反応です。

しかしながら、本来ならば病気から身体を守ってくれるはずの免疫反応が過剰に働いたり、自分自身を異物と誤認することで、アレルギー反応や自己免疫疾患、移植後の拒絶反応などを引き起こすことがあります。
免疫は強ければ強いほどよいというのではなく、過剰な反応は場合によっては身体を壊してしまうことがあります。バランスがとれていることがなによりも重要です。

中医学では身体を正常に働かせ、病気に抵抗する力を総称して”正気”と呼んでいます。また、この正気のバランスを乱し、病気にしてしまうものを”邪気”と呼びます。
多くの病気は、病気の原因となる邪気と、それに抵抗する正気の力関係が乱れることで起こると考えられています。

正気の中でも、病気から身体を守る働きのある気を衛気(えき)といいます。
衞気は邪気と戦い、病気にならないよう邪気の侵入を防ぎ、病気から回復する力を支える重要な働きを担っています。

衞気は腎中に蓄えられた精気および脾胃の働きによって取り入れられた栄養から作られ、肺の働きによって全身へ運ばれます。

”脾”とは消化器系のことで胃腸の働きを指します。
脾の働きが弱り、十分に栄養を吸収できないと衞気の力も弱まってしまいます。

”腎の精気”とは生命活動の根源となるもので、両親から受け継いだものです。生長、発育、生殖、老化などに関与しています。なので、生まれつき体が弱かったり、過労や加齢により体力が低下すると腎精が不足し、衞気を十分につくることが難しくなります。

また、衞気は肺の働きによって全身へ運ばれます。中医学でいう肺には気を全身に運ぶ働きがあり、衞気をコントロールする指揮官の役目を担っています。
肺の働きが弱り、この役目を十分に果たせないと衞気も十分に働けなくなります。

免疫力と衞気には密接な繋がりがあり、衞気は腎脾肺の働きによってコントロールされています。

・風邪をひきやすい
・体調を崩しやすい
・膀胱炎を繰り返す
・帯状疱疹ができた
・花粉症がある   など

上記のような内容で気になることはありませんか?
これらの症状は、衞気の働きと大きな関わりがあります。

ご自身の衞気は元気なのか、十分に働けているのか気になるところですね。
何か思い当たる不安なこと等ありましたら、お気軽にご相談ください。

2026/09/14

夏に負けない体作りに♪

夏に向かい暑さに負けない体づくりに欠かせないのが人参です。

食用の人参ではなく薬用の人参です!
薬用の人参はウコギ科に属し、食用の人参はセリ科に属します。
「薬用人参」は今から千三百年も昔に中国東北部で栄え、その後日本にも伝えられ、江戸時代には国内で栽培されるようになりました。
一方「食用人参」が日本に輸入されるようになり、食卓にのぼるようになったのは文明開化の明治時代になってからのことです。

「人参」には薬としての長い歴史があります。四千年前の中国には人参の「参」を形どった象形文字がありました。
参の字の上部は花と枝葉を、下部は根を表していると言われ、この根の部分を薬用として使っており、この根の形が人間に似ているので「人参」と名付けられたと言われています。

人参にまつわる話は沢山あります。文明の始まりの頃から人類が人参の「薬」としての働きを知っており、人参に神秘性を感じ、その後も、東洋諸国で不老長寿「抗老防衰」の万能薬として信仰されてきました。

人参は大きく分けると四種類に分類され、朝鮮人参、西洋人参、田七人参、シベリア人参があり、四大人参と言われています。これらは全てウコギ科で家族のようなものです。
それぞれ強壮効果を有します。

【1】 朝鮮人参
主な産地は朝鮮半島ですが、中国の東北地方でも栽培されています。大昔から一番効く「不老長寿の薬」として用いられています。
人参の生育速度は遅く、種をまいてから収穫まで六年間の長い年月を要し、非常に高価な薬でした。多くの偽物や粗悪品が出回ったため江戸時代に幕府は人参の栽培を試み、その後、諸藩に人参の栽培を奨励しました。
種子は御種(おんたね)と言われ、和名の御種人参(おたねにんじん)の元となっています。

中医学でいう「気」とは、生命活動の原動力となる「元気」のもとです。その「気」が足りなくなると、胃腸の消化吸収力が衰え、内臓の働きが弱まり、血液の流れが悪くなり、意識・記憶力が衰え、精力が減退し、老化が表れ、抵抗力が不足するなどの症状が出てきます。
人参には、このような気不足の状態を活性化させる働きがあります。

【2】西洋人参
アメリカやカナダの肥沃な森林に自生しているアメリカニンジンの根を使います。アメリカの東部やカナダが主な産地のため、東洋の朝鮮人参に対して、西洋人参と名付けられました。
現在では中国で大規模に栽培されています。

朝鮮人参に負けず劣らない「補気」の働きを持ちますが、薬性が「温」である朝鮮人参とは逆の「涼」の薬性を持ちます。そのため、朝鮮人参のような神経を興奮させる働きはなく、安定させ、集中力を増すものです。
また、栄養分に富んだ水分を生み出し、体液を補給します。

 

【3】田七人参
中国の南、雲南省から広西省にかけての海抜1,200〜1,800メートルの限られた地域でしか採れない特産品です。
朝鮮人参とよく似た三七人参の根を使います。主根が発達していて、こぶ状の突起があるのが特徴です。

「止血」と「活血」という相反する性質があるのが特徴です。
血小板の凝集を促進し速やかに止血したり、「瘀血」ドロドロした粘性の高い悪い血の状態を改善します。

【4】シベリア人参
シベリアの人間が居住できない過酷な寒さの広大ツンドラや大河に自生するエレウテロコック(命の根)が原植物です。和名はエゾウコギです。

抗ストレス作用があるのが特徴です。厳しい環境のもとで、体力的、精神的にストレスに多い仕事に従事する、日頃は健康な人に、広く活用されています。

これら以外にも「参」のつくものは数々ありますが、まずは、これら4種人参からご自身に合ったら人参を探し、暑さに負けない体づくりをお試しくださいませ。

2026/07/22

なんとかして「気象病」

こんにちは、新宿店の廣山です。
梅雨や台風の季節が近づくと不安になる。また、あの痛み、あの怠さ。
もーういや💢🥲
お困りの方も多いと思います。
天候の変化に体調が左右されることを「気象病」といいます。
今年は例年より早い台風の襲来に悩みも大きくなりそうです。
気象病には3つのタイプがあり、頭痛やめまいが気になる「痰湿型」、
疲れやだるさを感じやすい「脾胃虚弱型」、ストレス過多の偏頭痛「気滞型」に分かれます。
こちらは店頭に出している「体湿(たいしつ)」チェックの内容です。
「痰湿型」の方:
体内に過剰な水分が停滞し、身体や頭が重い、頭痛、めまい、関節痛、倦怠感、むくみといった症状が現れます。そのため、湿が溜まりやすい梅雨時には、こうした症状が出やすくなります。
暴飲暴食、油っこい食事の取り過ぎなどで日頃から湿が溜まっている方は、症状が強く出やすいので気をつけましょう。
食生活を整え、体内の湿を取り除くよう心がけてください。
「脾胃虚弱型」の方:
水分代謝が悪く身体に過剰な湿が溜まりやすくなります。湿が溜まると頭痛や関節痛などの症状が現れます。また、食欲不振で体力も落ちやすく、雨の日のだるさや疲労感を感じやすくなります。その他、消化不良や軟便などの症状も現れます。
脾胃を元気にして、水分代謝のよい状態を保つことが大切です。温かい飲食、消化のよい食事を心がけましょう。バランスよく栄養をとり、体力増進にも努めましょう。
「気滞型」の方:
過剰なストレスなどで肝の機能が低下し、気の巡りが悪くなり自律神経のバランスが乱れがちに。このようなタイプの方は天候の変化によりイライラや偏頭痛、肩こりのような症状が出やすくなります。その他、耳鳴りや便秘などの症状も現れます。
ストレスを溜めず、発散させ、気の巡りをよくすることが大切です。
ハーブティーや香味野菜などをとりリラックスしましょう。

2026/06/09

GW明けの何となくの不調に

ゴールデンウィークが明け、なんとなく憂鬱な日々をお過ごしではないでしょうか。

気分や感情をコントロールし心の安定を保つには「しあわせホルモン」と呼ばれるセロトニンが大切です。
セロトニンはトリプトファンという体内では合成されない、食べ物からしか摂取できない必須アミノ酸でできています。

今の時期、トリプトファンをたくさん含む食品は”カツオ”です。100g中に310mg含み、白米の約4倍です。
「目に青葉 山ホトトギス 初カツオ」という、初夏の旬を語る俳句にあるようにカツオは今が旬です。
気分が落ち込むこの時期にピッタリの食材です。
トリプトファンのほか、鉄分、ビタミンB群、DHA、EPA、各種ミネラルを豊富に含み、血を補い、気血のめぐりを助け、腎精を養い体力・疲労回復に役立ちます。

気のめぐりを助ける香味のシソやレモン、スダチ、血流を助けるタマネギやミョウガなどと一緒に食べる「たたき」はさらに働きを増す逸品です!

中医学では過剰なストレス状態を肝気鬱結(かんきうっけつ)といい、肝の気の流れが悪いことを指します。
セロトニン不足の状態といえるでしょう。

カツオのほか、鮭、マグロの赤身、豚ロース、鶏むね肉にもトリプトファンは多く含まれます。
美味しいごはんをたくさん食べて元気に過ごしましょう!

2026/05/14

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本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋二丁目10番6号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売