暑くなりましたね。





この他にも、陰陽五行説はいたるところに用いられており、調べていくととても面白いです。
同じ陰陽五行説をベースにしている中医学と共通点を感じます。
【参考文献】長田なお「陰陽五行でわかる日本のならわし」 淡交社
イスクラ薬局(東京)
暑くなりましたね。
この他にも、陰陽五行説はいたるところに用いられており、調べていくととても面白いです。
同じ陰陽五行説をベースにしている中医学と共通点を感じます。
【参考文献】長田なお「陰陽五行でわかる日本のならわし」 淡交社
2021/07/31
こんにちは山田です。
もうすぐ七夕ですね。今年はスタッフ総出で、七夕飾りを作りました。
七夕は五節句(★)の1つです。
七夕といえば、中国から伝わった織女と牽牛の星合伝説が有名ですが、元々は、裁縫の仕事をする織女の技芸上達を願う「乞巧奠(きっこうでん)」の習わしでした。
日本にも古くから「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説があります。棚機津女とは、この時期に訪れる神霊のために衣を織る聖なる乙女で、旧暦の7月6日から7日にかけて、水辺の小屋に篭って衣を織り、 訪れた神が災難を持ち帰るといわれています。
「五色の短冊〜わたしが書いた〜♪」という歌にも出てくるように、飾る短冊には青(緑)、赤、黄、白、黒(紫) の5つの色があり、これらは古代中国の哲学思想(五行学説)に基づいています。そしてこれら色は、五徳【仁・礼・信・義・智】に対応しているとされています。
★青(緑)=仁→他人のために尽くす
★赤=礼→周りの人に感謝をし礼を尽くす
★黄=信→信望を得る
☆白=義→約束を守る、誠実に生きる
★黒(紫)=智→学習を続け、知識や知恵を得る
今年の七夕は色を意識しながら、願い事をしてみてはいかがでしょうか?
【参考文献】長田なお「陰陽五行でわかる日本のならわし」 淡交社 他
2021/07/03
こんにちは、山田です。
綺麗な花々を道端でたくさん見かける季節になりました。
中医学と絡めてお伝えします。今回は “花咲じいさん” のお話です。
花咲じいさんに登場する飼い犬のポチは、自分が犠牲になってまで 心優しい飼い主であるおじいさんに財宝を授けます。
「ここ掘れワンワン」と吠えた畑(土)から宝物(金)が出ます【土生金】。
それを見た隣の欲張りじいさんに無理やり連れて行かれて、宝物ではなくガラクタを出したことで殺されてしまいます。
ポチは夢の中で心優しいおじいさんに言いました。
「お墓に植っている木から臼を作ってください。」
作った臼でお餅をついたところ、小判がザクザクと現れました。
これを妬んだ欲張りじいさん、臼から小判を出そうとしますが、出てきたのはやはりガラクタばかり。怒って臼を焼いてしまい、臼は灰になってしまいます。
悲しんだ心優しいおじいさんは、灰(土)を集めて枯れ木に向かって撒きました。
「枯れ木に花を咲かせましょう」
みごと枯れ木に花が咲きました。
その様子を見た通りがかりのお殿様は大変喜んで、おじいさんに沢山の褒美(金)を授けましたとさ。【土生金】
この物語は〝宇宙の一切の万物は、木・火・土・金・水に分類される〟という五行説の考えに基づくと、畑や灰の「土」から宝物である「金」が生まれる【土生金】のお話であるといえます。
中医学では「土」は胃腸である「脾」にあたり、「金」は呼吸を調節する「肺」にあたり、「脾」のエネルギーが「肺」のエネルギーを生み出す親子関係になっています。
言い換えると「脾」の丈夫さが「肺」の元気さと関係しており、「脾」が弱くなることで「肺」も弱くなってしまうことがあります。
◉食欲不振の方 イスクラ健胃顆粒S
◉下痢しやすい方 イスクラ健脾散エキス顆粒
◉疲労しやすい方 イスクラ衛益顆粒S
◉慢性の気管支喘息 イスクラ平喘顆粒
2021/04/03
こんにちは、山田です。三寒四温の季節となり、春を少しずつ感じる頃となりました。
日本のならわしを中医学と絡めてお伝えします。今回は雛祭りのお話です。
五節句をご存知でしょうか?
五節句とは一月七日の人日(じんじつ)、三月三日の上巳(じょうし)、五月五日の端午、七月七日の七夕、九月九日の重陽(ちょうよう)のことであり、よく見てみると、どの日も奇数の日です。
陰陽説では奇数は陽の数字、偶数は陰の数字とされ、二つの陽の数字が重なる日は陽の気が強すぎて、中国では悪い日とされていました。「陽が極まると陰に転ずる」という思想です。
そこで節句は、神様を招いて料理をお供えし神様たちに汚れを持ち帰っていただき、禊祓いをする日になりました。神様に供物をする神事であることから「節供」とも書きます。
三月三日の上巳の節句は「雛祭り」とも呼ばれて、雛人形を飾り女の子の健やかな成長を祝います。ところで、なぜ雛人形を飾るのでしょうか?
旧暦の三月(新暦の三月下旬から五月上旬)は冬から春へ移り変わる季節であり、水温む頃に浜辺や川辺に行って、水による祓い清めをしたり、山や野あそびを自然の中で、冬の間に溜まっていた穢れを祓い清めることが行われていました。
古くはこのように自然の力を使った祓えが行われていましたが、時代と共に、身の穢れを「撫でもの」(紙を人形にしたもの)に移して、それを川や海などに流す風習が起こりました。
やがて穢を移していた人形が、現在のような美しい雛人形になりました。
今では雛人形は水に流すのではなく、これを飾ることで厄を祓う形へと変化しました。
雛祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、桃の花を飾ります。
桃は厄除けの果実で昔から邪気を払い、百鬼を制するという魔除けの力があると信じられてきました。話は変わりますが、桃太郎はその桃の力を備えた、鬼退治=魔物退治のための申し子のような存在です。
生薬として、桃の種である「桃仁(とうにん)」は、血の巡りをよくし、生理痛や月経不順、シミや目の下のクマの改善などに使われます。また便秘改善の効果もあります。
最後に、雛祭りを祝して、キレイになれる商品のご紹介です♪
~プラセンタを高濃度に含む「紫煌珠(しこうじゅ)」~
プラセンタの生薬名は「紫河車(しかしゃ)」といい、中国で昔から用いられていました。
高品質な豚プラセンタエキスを中心に、さらに葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE、EPA、DHAなどをバランスよく配合しています。美容からエイジングケア、妊活中の方におすすめの商品です。
~ビタミンや脂肪酸の宝庫「紅沙棘(ほんさーじ)」~
中国では“美肌油”として珍重されている沙棘(サージ)のオイルを使った商品です。
沙棘はグミ科の植物で、抗酸化ビタミンであるβカロテンやビタミンE、ビタミンAを安定化するパルミチン酸などのエイジングケアをサポートする成分がつまっています。身体の中から紫外線に負けないお肌作りを応援します。
2021/03/02
今回は日本のならわしを陰陽五行説にちなんでお伝えします。陰陽五行説は陰陽説と五行説という二つの説が合わさってできた考え方で、中医学の元にもなった古代中国の自然哲学思想です。
長田なおさんが書かれた「陰陽五行でわかる日本のならわし」という本を参考にさせていただきました。
2021年の節分は2月2日です。
節分とは、字のごとく季節の分かれ目のことを言います。
冬から春に変わる立春の前日を「節分」と呼びますが
実は年4回、立春、立夏、立秋、立冬の前日が節分になります。
その中でも立春は、新しい年の始まりと考えられていたため
前日の節分は大晦日のような意味を持ち、年の締めくくりの日として
邪気を追い払う「豆まき」が行われてきました。
豆まきの儀式は室町時代に中国から伝わり「鬼やらい」とも言います。
中国では疫病や災害、邪気などを「鬼」に例えていました。
立春の前日は一年の中で最も寒さの厳しい大寒の時期です。
この時期の寒さ、風邪やインフルエンザの流行などが
邪気であり、鬼の正体とされています。
豆は「魔目」や「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることで
退治できると考えられています。
ところで、鬼といえば、虎の皮パンツ、牛の角のイメージが
ありますが、これは、節分の時を十二支で表すと丑・寅の場所にあたるためです。
方位でいう丑・寅は東北を表します。
この方位は「鬼門」と呼ばれていますが、丑・寅は一日の時刻でいうと、
深夜から朝に向かう時刻を指し、陰から陽の転換が行われることから
別名「生門」とも呼ばれます。
また五行でいえば、暗く寒い冬の「水気」から、明るく暖かい春の「木気」に
移る転換点にあたり、春を迎えるための祓いの行事が「節分」になります。
【引用文献】長田なお「陰陽五行でわかる日本のならわし」 淡交社
「衛気」を充実させる漢方薬としてイスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)などがおすすめです。
2021/01/30