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梅雨の不調対策

こんにちは、田中です。

早いもので今年も6ヶ月が経過しようとしてますね。もう半分終わる…と思うか、まだ6ヶ月ある、何か取り組もうと思うか…個人的には何か新しいことに取り組んで、梅雨をジメジメさを吹き飛ばしていきたいと思います。

さて、店頭では店内ディスプレイを「梅雨対策」に変更中です✨
これから本格的な梅雨シーズンを迎えるにあたり、対策して体調を整えていきましょう💪

【梅雨の不調について】
梅雨に入ると、雨が降る日が増え湿度が高くなり、気温もグングンあがることで、過剰な水分である「湿(しつ)」が体内に溜まりやすくなります。「湿」が過剰に溜まると、水分代謝が停滞して、水関連するさまざまな不調が体全体に起こりやすくなります🌀

「湿」は長引くと熱を帯びて「湿熱(しつねつ)」になり、過剰な熱を帯びて、イライラ、胃痛、粘り気のある痰、匂いの強い便などで現れます。

【梅雨に起こりやすい体の不調】
・頭痛😣
・体が重だるい、疲れやすい🥱
・食欲不振
・鼻水、痰、オリモノ等が出やすくなる
・下痢や軟便をしやすい
・気持ちが沈みやすくなる など

中医学では胃腸の働きは「脾(ひ)」が関係していると考えられら「脾」は「湿」に弱いため、梅雨の時期に胃腸の調子を崩す方が多いといわれています。「脾」の働きが弱まると、栄養がきちんと吸収されず全身にうまく回らないため、さまざまな不調の症状が出できます。
特に、舌の表面がびっしりと白や黄色の苔に覆われている方、舌の周りに歯型がつく方は「湿」体内に溜まった水滞状態の可能性が高いので要注意です⚠️

【梅雨の対策:あっさり、さっぱり、冷やさない】
・味の濃い物、生もの、脂っこいもの、冷たいものの取り過ぎ、お酒の飲み過ぎ注意🍖
・ヨーグルト等の乳製品の取り過ぎにも注意🍦
・適度に運動して汗をかく💧
・お風呂は湯船につかる🛀
・体を冷やさない、雨に濡れたらすぐふく♨️
・休憩、睡眠時間をきちんと取る😪

体の余分な「湿」を取るのには、特に食事が大切です。枝豆🫛、小豆、ハトムギ、アスパラガス、セロリ、とうもろこしのひげ等が良いと言われております。
また、スイカ🍉、トマト🍅、キュウリ🥒等も体内の水捌けを良くするだけでなく、余分な熱も冷ましてくれます。
冷たい飲み物の飲み過ぎにも気をつけたいところですね。

また、冷房が強くなり、建物の外と中で気温差が大きくなり疲れやすくなります。疲れたら休息する、外出時は1枚サラッと羽織れるものを持つことも大切です🧥

毎日の生活の中で少しずつ気をつけて、梅雨を快適に乗り切りましょう✨

体質改善、体調を整えたい、些細なことでも気になる症状がある方は、お気軽にご来店・お問合せくださいね🐼

写真は新宿店の近くの道路にキレイに咲いていたアジサイです♪

2023/06/02

新スタッフのご挨拶

こんにちは!
5月より新宿店に異動しました「田中裕紀(ゆうき)」と申します。

薬科大学を卒業後、製薬会社で12年ほど働き、昨年イスクラ薬局に入社後、約1年間日本橋店に勤務していました。
兵庫県出身、趣味は旅行や運動(テニスや水泳)、特に最近は2歳の娘と一緒に遊ぶことが一番楽しい時間です。

私自身、中医学を学び始めてから以前よりさらに心身の調子が良くなりましたので、自分の経験をふまえ、
お客様のご体調が良くなるお手伝いをさせていただきたく思います。
中医学と西洋医学の両方を経験していますので、それぞれの良い所もお伝えできればと思います。

何となくの体調不良等、どんなことでもお気軽にご相談ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


追伸
今年のGWに初めて宮古島に行った時の写真です。
海がとてもキレイでした(^^)

田中裕紀

2023/05/16

春の薬膳✿ 鶏肉の陳皮煮

【鶏肉の陳皮煮(ちんぴに)】
春は自律神経の機能が亢進しやすくなる季節。
心身が和らぐ薬膳をご紹介いたします。

調理時間:50分程度
★材料★(2人分)
〈具〉
鶏肉(もも肉) …250g
陳皮 …10g
香附子  …5g
炙甘草  …3g
長葱 … 1/ 2本
生姜  …ひとかけ(約15g)

<調味料>
醤油 …大さじ3(お好みで量を調節してください)
砂糖 …大さじ3(お好みで量を調節してください)

料理酒 …適量
塩…適量

★作り方★
①鶏肉を一口大に切り、適量の塩をふる
②香附子を酢でから炒りし、陳皮・炙甘草と一緒にお茶袋に入れ、適量の水(600mL程度)で30分ほど煎じる。
③長葱はみじん切り、生姜は薄切りにする。
④①と②の煎じ汁と③を鍋に入れて、適量の料理酒を加えて煮る。
⑤肉に火が通ったら、分量の醤油・砂糖を加えて、水分が蒸発するまで煮る。

※香附子を酢でから炒りすると、香附子の持つ「身体の巡りを良くし痛みを抑える作用」が増強します。

 

春は虫や動物が動き出し、植物から芽が出るように、人の身体でも内から外に向かうエネルギーの動きが活発になります。

巡りを良くして冬の間にたまった不要なものを外に出すことが大切です。

陳皮、香附子は香りで身体のエネルギーを巡らせて、胃腸や自律神経の働きを整えるよう調節します。

お花を見て、散歩して、春を楽しく過ごしましょう!

2023/03/23

仝 選甫(とん せんほ)先生にインタビューしました

耳鼻咽喉科に精通している仝選甫(とん せんほ)先生。テンポの良い会話から不調の原因を探っていきます。

Q.耳・鼻・喉などのご相談で、薬局にいらっしゃる方は多いですが、どのような原因が考えられますか?

A.それぞれの器官に分けて見ていきましょう。

■耳

耳の疾患で多くみられるのは「耳鳴り」と「難聴」。
若者の場合の主な原因に、夜更かしの習慣とイヤホンがあります。イヤホンは電車の中など大きな音でつけっぱなしにすることが多く、どちらも聴神経細胞に悪い影響を与えます。
年配の方の主な原因には、虚弱体質(中医学で言うところの「腎虚(じんきょ):生命エネルギーが少なくなった状態」)や睡眠不安定などがあります。虚弱体質で、さらに糖尿病や高血圧、動脈硬化などの持病がある場合には、耳鳴りや難聴が起こりやすくなります。
【耳鳴り難聴の対策】
『鳴天鼓(めいてんこ)』の体操や、耳の周りのツボを押しましょう!
『鳴天鼓』はなんと500年以上の歴史ある耳の体操です!
【耳鳴りに効く・耳の周りのツボ】
・「聴宮」:耳の穴の前方、やわらかい小さな突起(耳珠)の前あたり、口を開けたときにくぼみができるところ
・「耳門」:聴宮の少し上に位置するツボ
・「聴会」:聴宮の少し下に位置するツボ
人差し指で押さえたとき、指の腹に耳門、聴宮、聴会の3つのツボが入ります)
・「翳風」:耳たぶの後方にある窪んだあた
気持ちのいい程度に押してください。

■鼻

日本人に多い、国民病ともいうべき「花粉症」。
主な原因は、免疫力のダウンと冷たい物の摂取。
季節関係なく、氷が入っている冷たい物を飲む生活習慣は、低体温状態になり花粉症を発症しやすくなります。
衣服も関係あり、学生の頃からミニスカートを履いたりすることで、身体が冷えてしまいます。
温かい物を摂取し、温かい衣服を身に着ける習慣が大切です。そこを改善すれば、花粉症の症状が軽減すると思います。

■喉

若者の喉の痛みや扁桃腺炎で多いのは、辛い物の食べ過ぎや夜更かしの習慣。
また声を使う仕事についている方に喉の病気は多い。歌手や大学の先生、最近はSNSのライブ配信で喋り過ぎている場合などにも声帯が疲れて、喉の不調が見られます。
中医学で考えると原因は「熱邪(ねつじゃ)」が多い。余分な「熱」が咽頭にこもり、扁桃腺の腫れのような炎症を引き起こす。
辛い物の食べ過ぎやタバコ、お酒は、「熱邪」を悪化させるので注意しましょう。

■目眩

目眩は、「実(じつ)」タイプ」と、「虚弱(きょじゃく)」タイプに分かれます。
「実タイプ」:血液の中に代謝出来なかった老廃物溜まって、それにより不調が引き起こされるタイプ。「痰湿(たんしつ)」「湿熱(しつねつ)」「瘀血(おけつ)」などの代謝出来なかった老廃物が周りの神経細胞に影響を及ぼし、目眩が起こります。
お酒、タバコ、辛い物、脂っこい物を取り過ぎたり、ストレスで症状が起こりやすくなりますので、気をつけましょう。
「虚弱タイプ」:低血圧、貧血など脳の神経細胞に上手く栄養が届いておらず、目眩が起こる。
朝食抜くなどの不規則な食生活や睡眠不足などを続けていると引き起こされるようになります。
Q.喉の不調に大人気の「白龍散」は生生が中心になって開発されたとお聞きしました。
開発経緯を教えてください。
白龍散は余甘子含有食品です。
中国の成都中医薬大学に研修に行った際に、
余甘子を使った飴、余甘子顆粒などがずらりと売っており、
サンプルをいくつか買って帰国しました。

渋みがあったので、潤いを補う白きくらげと、漢方薬の川芎茶調散を参考に緑茶を加えてみたところ、飲みやすくなり、今の商品ができました。

緑茶の調和する力、清涼感、喉の通りが良くなる作用は、緑茶を含有した川芎茶調散の素晴らしい知恵です。
仝先生、日常生活の参考になる興味深いお話をありがとうございました。

2022/10/19

秋に備える

こんにちは、峰村です。

9月に入り、まだまだ暑い日は続いていますが、空はすっかり秋の雲、季節は変化し進んでいます。

秋は燥邪(乾燥)の時期。
夏に失われた津液が、さらに秋の乾いた空気で追い打ちをかけられ、身体は潤い不足の状態に。

 

燥邪は肌や呼吸器から侵入します。
『肺』は、身体の一番上にある臓器であり、鼻や口から入った空気が真っ先に影響する場所です。

中医学では皮膚・粘膜や臓器など、全身に栄養を送る働きも『肺』の役割なのです。
身体の潤いを補いながら、体表のバリアを強くする、乾燥から身体を守る力を上げていくことが、秋の予防に繋がります。

秋に備える

秋口になると、くしゃみや咳が出る、また喉やお肌の乾燥が気になる方は、『肺』の働きが弱い可能性があります。
『肺気』を強くするもの、潤いを補うものを積極的に摂取しましょう!

 

お勧め食材

大根、れんこん、百合根、山芋、銀杏
豆乳、豆腐
いか、豚肉、牡蠣、白きくらげ
梨、柿、ぶどう
はちみつ

梨やぶどうはジューシーで、喉が潤って美味しいですよね。
大根のはちみつ漬けは咳止めによく使われますが、実は銀杏も中医学では咳に良い食材です。
白きくらげは真皮まで届き肌の潤いアップとして、白きくらげのデザートがよく紹介されていますね。
牡蠣は、津液を補うことに加え、収れんの働きもありますよ。
特に虚熱に悩まされている方は、一度試してみることをお勧めします。
早めの対策で、安定した体調を目指して。
毎日元気に楽しく過ごしましょう!

 

 

 

2022/09/17

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売