体力・気力を充実させる
身体を動かすには当たり前すぎるお話ですが、まずは体力が必要ですね。中医学では『気が充実していること』が必要と言い換えることができます。『気(き)』は、身体を動かすだけでなく内臓や筋肉を動かすエネルギーも含んでいます。元気な人の内臓はやっぱり元気で、その逆もまたしかり。内臓が元気だと食事で摂った栄養をもとに充分な気血を生み出すことができるので、エネルギーを生産するための良い循環が生まれます。体力と内臓の調子には関係があるのです。
漢字が表す通り、気力・元気など前向きな精神状態を保つことも気の役割のひとつです。スタミナや粘りが発揮できず、そこがウイークポイントだと思う方は、漢方薬で気を補給してみてはいかがでしょうか?全体的なパワーアップを目指すなら『麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)』がおすすめです。中国では『生脈散(しょうみゃくさん)』と呼ばれ、ドリンク剤や点滴としても使われています。心肺機能を上げる漢方薬としても有名です。普段から呼吸が浅く肺活量が充分でない方は、持久力を上げるためにも試してみる価値があります。
麦味参顆粒に配合されている生薬
○人参(消化器系・呼吸器系を中心に気を補い、体力・気力をパワーアップする)
帰 経:肺・心・胃
効 能:補気固脱、補脾気、益肺気、生津止渇、安神益智
○麦門冬(失った体液を補い、熱のこもった身体を程よく冷ます)
帰 経:肺・心・胃
効 能:清熱潤肺、止咳、養胃生津、生津除煩、潤腸通便
○五味子(酸味で引き締めて汗の量を適切にし、体液バランスを保つ)
帰 経:肺、心、腎
効 能:斂肺止咳、固表斂汗、渋腸止瀉、益気生津、止渇
意外な働きを受け持つ『血』
血(けつ)は血液を含む身体の栄養分を指します。その栄養は全身をくまなく巡って身体を温め、筋肉を養います。筋力がつかない方の血は、栄養があっても上手く巡っていないか、貧血のように血が薄かったり絶対量が少ない可能性も考えられます。筋肉の質についてレベルアップを目指していらっしゃる方も血の質を改善させると良いでしょう。また、血の栄養は脳を養う・意識を保つなどの精神・意識活動とも深い関連があります。集中力を必要とする場面が苦手な方は、血の質を改善させることでパフォーマンスが上がることも充分考えられるのです。
胃腸が弱い方は、血を補うお薬を身体が受け付けない場合がありますが、そんな時にも麦味参顆粒などの気を補充するお薬が活躍します。中医学の世界では気と血はいつも一緒に存在すると考えるため、気を補えば間接的に血も補えるという訳。もともと気血は自分で作り出すもの。カラダ全体の気を補うことで『気血を作り出す機能』も上がるのです。
体調管理にも漢方薬を
実際に中野店でも、実際に“テニス・水泳・バレエ・ダンス・ダイビング等”のスポーツや“演劇・楽器演奏・登山等”身体を使う趣味にまつわるご相談を多くいただいています。自分にぴったりな漢方薬は、体質の他にも季節や体調によって適したお薬が変わってきますが、慣れてくると皆さま上手に漢方薬を使いこなせるようになってくるものです(お話を伺う側からみても感心する程です)。
お客様が健康な身体でお好きな趣味を長く楽しめるように、私たち薬局スタッフも応援の気持ちを込めてお薬をお選びしています。体調不良ばかりではなく自己向上のためにも、ぜひ漢方薬局をご活用ください。
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