蒸し暑い日本の夏は身体に余分な熱がたまり、冷たい水分の摂りすぎと外気の湿度で身体がむくみやすくなります。その結果身体が重だるく、やる気が出ず、食欲も減退してしまうのです。そんな方にオススメしたいのが身体の熱をとって余分な水分を排出してくれる“清熱利湿”の作用があるメニュー。今回はそんなお惣菜をご紹介します。さっぱりいただけて食欲アップの効果もあり!その他のおかずもお箸がすすむ一品です。
<茄子とトマトのカラダひんやりサラダ>
【材料】
・茄子(大 2 本)
・トマト(中 2 個)
・玉ねぎ(中 1/2 個)
・緑豆(一掴み)
・ヨクイニン(一掴み)
・ドレッシング
(イタリアン系が相性◎)
①緑豆・ヨクイニンは一晩水につけておく。
②茄子は乱切りにし、水につけてアクを抜く。
③トマトは乱切りにする。
④玉ねぎは薄くスライスして冷水にさらして揉む。
⑤茄子をさっと茹で、火が通ったらあげて冷ます。
⑦緑豆・ヨクイニンはそれぞれやわらかくなるまで茹でる。
⑧ボールに上記材料をすべて入れ、ドレッシングをたっぷりかけて和える。
*ドレッシングはお好みで。酸味のあるものと相性がいいです。わたしはオリーブやバジルの利いたイタリアン系に好みになるまでお酢を足し、ブラックペッパーなどで味を調えます
⑨ラップをして冷蔵庫で冷やしてからいただきます!
今回使った茄子・トマトは夏野菜の代表格。夏に収穫されるこれらの野菜はカラダにこもった熱を冷ます役割があります。
【中医学の目線】
自然界とはまことに理にかなっていますよね。今回加えた緑豆・ヨクイニンもカラダの熱を冷まし、
さらに余分な水分を取り除く作用がありますので、夏の重だるい症状や、むくみも取れて活動的に過ごすことができます。中国では夏の暑い時期、カラダが火照ってくると、緑豆を好んで食べるそう。とてもポピュラーな食材なんですね。日本でははるさめの原料として有名ですが、中華食材屋さんなどで入手できるでしょう。
さらにヨクイニンは昔から胃腸を整え、肌荒れ・ニキビにいいといわれており、漢方生薬としても有名です。漢方薬局や健康食品店で入手できます。焙じたお茶はハト麦茶としてもなじみがありますよね。緑豆もヨクイニンもおかゆなどに炊き込んでも美味しいですよ。