空気が乾燥して植物も枯れていく秋は、私達の体も同じように潤いが不足し咳や肌のかゆみなどのトラブルを起こしやすくなります。
そこでこの時期は肌や肺に潤いを与え、体の乾燥を防ぐ食物を取ることが大切になってきます。今回は体に潤す作用のある牡蛎、百合根、
クコの実を使用した簡単にできる乾燥対策のメニューをご紹介したいと思います。秋は収穫の季節、
実りのパワーを取り込んで病気知らずの元気な毎日を送りたいですね。
牡蛎と百合根のホイル焼き
材料
牡蛎 4~5 個
クコの実 10 g
百合根 1/4 個
きのこ(お好みの物)適量
すだち皮と絞り汁少々(ゆずやレモンも可)
酒、醤油各少々
作り方
- 牡蠣は流水で洗い水気をきる
- きのこ類は食べやすい大きさに切りわける
- 百合根はよく洗い一つずつにばらす
- アルミホイルに 1 から 3 とクコの実をのせ、酒をふりゆずの皮のすり下ろしをのせて包む
- オーブントースターで 15 分程焼く
- 仕上げにすだちの絞り汁と醤油をかけてできあがり!
食材の効能
《牡蛎》
性味:甘・鹹、平
帰経:心・肺・肝・腎
効能:滋陰補血・潤肺補腎・寧心安神
《百合根》
性味:甘・微苦、平
帰経:心・肺
効能:潤肺止咳・清心安神
《クコの実》
性味:甘、平
帰経:肝・腎・肺
効能:滋補肝腎・明目・潤肺
今回、肺を強くし潤すメニューとして本品を紹介しましたが牡蛎と百合根にはともに心を養い安神する作用があります。
なんとなく気持ちが落ち着かない時や、眠れない時にもオススメです。