2010年は6回シリーズの症状別「薬膳を楽しむゆうべ」にパワーアップいたしました。
第1回は誰もがかかる”風邪”に対するお話です。
ウェルカムティーは体を温める「生姜紅茶」。
今日のような寒い日にはピッタリです。
本日のメニューは
- カボチャのお粥
- エビ入りニラ玉
- 杏仁のホットドリンク
- 菊花茶
寒い季節という事もあり、体を温めるメニューが中心です。
カボチャは身体を温め、体内の余分な水分を取り、
胃腸を丈夫にして元気にしてくれるそうです。
今回は特別にアツアツを召し上がっていただきたいということで、
「エビ入りニラ玉」は中村きよみ先生が、直前に調理してくださいました。
さすが先生、美味しい!!
エビは体を温めてくれる代表的な食材です。
杏仁のホットドリンクは中にキクラゲが入っていて、肺を潤し、咳にも良いとのこと。
これも、濃厚な杏仁の味がくせになります。
お茶は風熱の感冒によく使用される杭菊花のお茶です。
後半はイスクラ薬局日本橋店による「感冒」に対する漢方薬の講義です。
漢方は風邪が得意分野で、
- 熱から始まる風邪には天津感冒片(てんしんかんぼうへん)
- 寒から始まる風邪には葛根湯(かっこんとう)
- 胃腸に湿気がたまってしまって下痢になったときには勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
など、風邪には症状によって早い時期に、正しい漢方を選ばなければないといけないことがよく分かりました。
その他、漢方薬の組成のお話、インフルエンザのお話など大変参考になるお話が聞くことができました。
次回は「花粉症・アレルギーを改善する食養生」のお話です。
薬膳,感冒,