今回は、日本橋店スタッフと昨年行ってきました北京研修の第2弾としてお送りします。
私たちが研修に行った10月の北京は通常、昼間は15~20度、夜は10度以下と昼夜の気温差の大きく着るものに気を遣う季節です。しかし幸い予想よりも暖かく天気はあまりよくなかったですが、寒暖の差で困るということはありませんでした。
ちょうど国慶節(日本で言う建国記念日)の直後だったからか、街中には赤提灯や旗が飾られ賑やかな感じでした。赤という色は中国では縁起が良いとされ、お祝いやおめでたい時などによく使われるそうです。
是非おいしい中国茶も飲みたいと思いお茶屋さんにも行きました。店内には色々な形の置物がたくさん並んでいました。これは全てプーアル茶で出来ています。プーアル茶は古いものほど価値があり良いものとされていて、産地である雲南省から運びやすいようにお餅状や板状に固められ運ばれていました。プーアル茶は保存も利くことから現在では写真のように置物や板状のものにして贈り物にもするそうです。また、お茶の入れ方、飲み方にも違いがありました。
ここでは省略しますが、簡単に言うと日本では主に味を楽しみ、中国では香りを楽しむのだそうです。
火鍋もいただきました。紅白にきれいに分かれた鍋には棗や枸杞、党参などの生薬も入っていました。この中に色々な部位のお肉や野菜やきのこを入れて食べます。途中、お口直しと消化を助けるために山ざ子のゼリーも出てきました。甘酸っぱくておいしいです。
私が研修以外で見て一番きになったのは奥にある丸い家具。これは「多宝格」と呼ばれるもので、清の時代から流行ってきたものだそうです。名前の通りその家にある宝を置いて飾るもので、他にも隠し扉があるタイプもあるとか。特徴的なのは互い違いに段があることです。どの場所にどれを置いてもそれぞれが目立つように作られているように感じます。
私は初めて中国に行ったのですが、同じアジアの一員として慣れしたしみ違和感のないものもあれば、新鮮に感じるものもありました。北京では今、ビルが建ち、車が増え、様々なことが急速に変化しています。
そんな中にも、食養生や漢方に関しての考えが中国では日常生活の中にごく自然にとけ込んでいることを感じられました。今後も同じようにこの文化が残って欲しいと思っています。
北京,研修,
漢方百科KANPO HYAKKA
- この症状って?
- 不妊症について
- 中医学を学ぼう!
- 女性の体の悩み
- 季節のキーワード
- 気になる病気
- 生理のお話
- 番外編
- 漢方相談ができる場所って?よくある悩みや症状は?
- 漢方薬の効果について|民間薬との違いや副作用についても
- 漢方薬と西洋薬の違い|メリット・デメリットや併用についても
- 漢方薬の適切な飲み方|飲みやすくする方法も
- 中医食養生の基本
- 漢方薬としての生姜(しょうが)について
- 赤ちゃんの産着と生薬の関係
- 夏休み明け元気がでない方へ タイプ別オススメ漢方
- 高山病にオススメ3点セット!
- 日本の伝統芸能と漢方薬
- 夏は小豆を食べよう!
- ギックリ腰と漢方
- 腹式呼吸はリラックス、胸式呼吸は目覚めに??「呼吸してますか?」~正しい呼吸法~
- 漢方薬の原典
- 「神仙太乙膏」タイツコウ軟膏!
- はじめての中国 <北京中医学研修>
- 冷え取り健康法を中医学的に考える
- 北京研修旅行~皮膚科見学
- 地震と人と東洋医学
- 泡足(足湯)④
- 泡足(足湯)③
- 泡足(足湯)②
- 泡足(足湯)①
- 北京研修旅行~文化編
- 北京研修旅行 針灸・推拿見学
- 共通点は「細く長く」。マラソンと小茴香のお話
- 牛蒡子(ゴボウの種)
- どくだみ について
- セミナー報告「はじめての中医学」 夏バテ予防のブタ肉と長芋のレシピ付き
- 中野店セミナー報告「あなたの月経は元気ですか?」 血を増やす薬膳レシピ付き
- 漢方薬局とのつきあい方
- 漢方薬初心者の方へ よくある質問
- イスクラ薬局スタッフ
- 漢方薬って病院の薬と何が違うの?
- 旅行に持っていくととっても便利!お助け漢方薬①
- 旅行に持って行くととっても便利!お助け漢方薬②
- 漢方とスポーツ
- スポーツを楽しむための漢方講座<パワーアップ編>
- スポーツを楽しむための漢方薬<メンタル編>
- スポーツを楽しむための漢方講座<トラブル編>
- 男性を強くする漢方!
- たくましい男
- 試験勉強お助け漢方
- スッポンの悲劇
- 中国四代美女、美の秘密
- 三大欲 その1 【食欲】
- 三大欲 その2 【睡眠欲】
- 三大欲 その3 【性欲】
- モンゴルの旅
- 皮膚病(アトピーなど)
- 美容とダイエット
- 薬膳について
- 話題の健康食品