本日は雨で少々肌寒く感じますね。
桜散らしの雨にならないければいいのですが。
こんにちは、今井です。
今年はまだお花見に行けていないのですが、家の近くに庭に立派な桜の木が生えているお宅がありまして、
その桜の木が満開になったのを横目に見ながら、この下でお酒を飲みながら宴会をしたら楽しいだろうなぁと妄想しているわけです。
さて、最近、漢方相談で増えているのは、春のこの季節に多い自律神経の乱れによる諸症状のお悩みです。
漢詩の「春眠暁を覚えず」という一節もありますが、身体の調子が崩れてしまうと逆に不眠の症状も現れます。
春の季節は「肝」の季節で、気血流れを調節していまして、ストレスをコントロールする働きも持っています。
過度なストレスがかかったり、生活習慣が乱れることにより、肝がダメージを受けて気血の流れが悪くなってしまいます。
それにより、自律神経の乱れによる不眠やめまい、動悸、耳鳴りなどもこの季節には多くなります。
また、春は始まりの季節。東という象意もあります。
東というのは太陽が昇る方角ですね。
沈んでいた太陽が初めて地表に出るということから、今まで潜在していた状態(症状)が明るみに出ることがあります。
もともと抱えていた身体の弱い部分や、ちょっと無理をしていたけど何とかごまかして過ごしてきた体調が症状として出てくることがありますので、注意してください。
春の不調を予防するには、昼に活動をして、夜には寝るように心がけるのが良いです。
ゆったりとした気持ちで過ごしてストレスを溜めないように、気持ちをコントローする事も大切です。
寝る前のテレビやスマートフォンなどはできるだけ控えた方が良いかと思います。
当店では、逍遥丸、温胆湯、天王補心丹、シベリア人参茶、ミンハオなどがよく使われています。
私も明日の休日には桜の木の下でゆったりとした気持ちで物思いに耽ろうと思います。
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春眠とは言うけれど
2014/04/03