こんにちは。
今回は中医学の視点から睡眠を取ることの重要性について書いていきたいと思います。
中医学では体全体に必要なエネルギーを「気」、体全体の潤いや滋養になる物質を「血」といい、その量や働きが不足している状態を「気虚(ききょ)」、「血虚(けっきょ)」と表します。
「気」や「血」は日中の活動で消費され、夜の寝ている間に体のメンテナンスが行われることで補われます。
したがって、睡眠をしっかり取ることができていれば「気」や「血」は不足しにくいですが、睡眠時間が短かったり質が悪かったりすると、十分にメンテナンスが行われないので「気虚」や「血虚」の原因になります。
携帯電話やスマートフォンの充電時間が短いと、あまり充電できないために十分稼働できないことに似ていますね。
「気虚」になると疲れやすい、やる気が続かない、風邪をひきやすい等の症状が、「血虚」になると冷え性、立ちくらみ、乾燥肌、女性の場合は生理不順等の症状が出やすくなります。
「気虚」や「血虚」の改善のためには、漢方薬を服用することも大切ですが、睡眠をしっかり取ることが早い改善につながります。
寝る前にスマートフォンを見るのは睡眠の質が下がるので避けたほうが良いですね。
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睡眠の重要性について~中医学の視点から~
2021/09/09