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鄒先生に聞いてみよう!

 

皆様、こんにちは。櫻井です。

荒れに荒れてる春のお天気ですが、いかがお過ごしですか?

今日も傘の花咲き乱れる新宿御苑前からお送りしております。

 

 

今回のブログは、スタッフインタビュー第二段です。

今日は 鄒 大同(すう だいどう)先生がいらっしゃったため、

予定を変更して『癌と生活習慣病と漢方』についてお話を聞いてみました。






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----- 鄒先生、本日は宜しくお願いします。


鄒先生(以下 ): 宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

----- 先生は内科、特に癌や生活習慣病についての長い臨床経験をお持ちですが、生活習慣病や癌と漢方について教えて頂けますか?

鄒: まず生活習慣病に関してですが、西洋医学ではなかなか改善できないものが多いのが現状です。 例えば糖尿病では、それ自体より合併症が怖いのですが、血管の硬化、とくに小動脈の硬化によって起こる腎症状、視網膜症など、全身の動脈硬化に対して西洋医薬は良い対処法を持っていません。 糖尿病は急性の合併症よりも、腎不全、狭心症、心筋梗塞、脳動脈の硬化による脳梗塞などが致命傷になります。

でも、漢方には活血補腎という対処法があります。これは、血の流れを改善してあげて、崩れたホルモンのバランスなどを調整してあげるということです。

 

 

 

----- なぜホルモンのバランスの調整が生活習慣病の予防に必要なんですか?

生活習慣病を発症する方の多くは50~60歳代です。これはホルモンが衰えた事により代謝が下がった事とも深く関係しています。若いころと同じ生活をしていても中性脂肪の値が上がったり、身体に脂肪がつき易くなったりするのはそのためです。なので、ホルモンを調節してあげることも生活習慣病の予防には重要なんです。

 

 

 

----- がんと漢方についてお話いただけますか?

鄒: 現代の癌治療は総合療法を主体としています。これは、手術、放射線療法、抗がん剤療法、分子標的療法、そして、その効果を上げるものとして、健康食品、漢方薬を使う文字通り、総合的な治療法です。ここでの漢方の意味は、免疫の調整、放射線療法や化学療法の副作用の軽減、癌患者の様々な症状(痛み、食欲の低下、不眠)などを改善させ、全体的な生活の質の向上のために使われています。

 

 

 

----- 総合的に見て一番効果的な手段を使う療法という事ですね。 今、日本では生活習慣病とがんが死亡率の約8割を占めていますが、なぜそうなってしまったんでしょうか。先生の考えをお聞かせ下さい。

中国でも大分増えてきましたね。これは、生活スタイルの変化によるところが大きいでしょう。アジア各国は昔から野菜を中心とした食文化を持っていたため、欧米各国に比べ、生活習慣病や、脂肪分過多が原因といわれるがんの割合は少なかったんですが、今は高脂肪な食生活に変わってきたため、大腸がんの発生率も上がってきています。同じ原因で女性では、乳がんの発生率も上がってきています。これは、アジア各国より、欧米の大腸がん、乳がんの発生率が高いことが証明していると思います。

 

後、空気の汚染もかなり深刻な原因の一つだと考えられています。昔は伝染病が多かったんですが、今は、伝染病は減りましたが、がんや生活習慣病が増えてしまいました。うまくはいかないものですね。 日本には、つい数十年前まで、結核の療養所が沢山あったのですが、今ではそのほとんどが、肺がんの療養所に変わってきています。日本の癌は肺がんが一番多いんです。呼吸器内科に来られる患者さんの半分以上が肺がんの患者さんと言われています。肺がんが増えた理由としては、第一に空気の汚染、そしてタバコ、 女性では料理中の油の煙なんかも関係があるんです。あと、寿命が延びた事によって癌の発生率も、悲しいですが、上がっていますね。後は、モータリゼーションによる運動不足でしょうね。中国も昔は自転車が洪水のように道路からあふれんばかりでしたが、今は車、バスに取って代わられてますからね。

 

 

 

----- では、現代を生きる私たちは、どんな事に気をつけたらよいですか?

生活習慣病に関しては、中性脂肪の高い人、悪玉コレステロール(LDL)の高い人、動脈硬化の方などは、普段から病態の改善、合併症の予防がとても大切です。 脳動脈硬化の場合は、脳梗塞と、脳出血の発生率が高くなる。一旦発症すると、死亡するか、後遺症が残るかという結末が待っています。全く何もないことは珍しい病気です。先日、脳梗塞で倒れられた長嶋監督のリハビリの特集をテレビでやっていましたが、あれは大変なものですよ。まさにプロ選手が行うトレーニングと変わらないです。そこまでやっても後遺症はやっぱり残ります。生活習慣病も、がんもそうなんですが、一番怖いのは、ほとんどの人が自分はなると思ってない事なんです。だから誰も何も手立てを打っておかない。予防することが一番大事なのに。

 

まずは、生活習慣の改善です。日本ではやっぱり和食が一番!昔ながらが一番合ってますよ。食生活を改善し、毎日食べるカロリーの量をコンとロールすること。そして、野菜、果物を多く摂り、脂っこいのを控える、香辛料をひかえる、運動を定期的にすること。 そして、生活手段の改善とともに有効な手立ては漢方、活血と補腎です。もし、普段か

2010/04/23

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