Q. 先生は御相談の時にとても胃腸の事を大切にされていらっしゃいますが、 それはどうしてですか?
A. 生きていく限り、 人は体を作る食事とは切っても切れない関係にあります。その食事の消化吸収と深いかかわりのある胃腸ですが、 例えば梅雨の季節は体が重だるく、胃腸に水がチャポチャポたまったようになったり、下利をされる方が多くみうけられます。 日頃の不摂生だけでなく、四季のある日本はそれだけ胃腸にダメージを受けやすい環境にあるんですね。
Q. なるほど…。中国医学でいう脾(ひ)は後天の本というくらいですから、 とても大切なんですね。
A. そうですよ、 日本には昔から胃腸薬がたくさんあるでしょう。あれは日本人が比較的胃腸をこわしやすいという特徴をあらわしていると思います。 だから晶三仙(しょうさんせん)や香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)などは日本人にはとてもぴったりです。 他の病気でも胃腸のケアを大事にしていくと、とても治しやすいのですよ。
Q. ふむふむ。確かに二つとも家庭に1箱ずつあるととても便利ですね。 主婦としては置いておきたいものです。では、沢山ある漢方の中で、自分にあった漢方をさがすにはどうしたら良いのでしょうか?
A. そうですね、 最近ではとても身近で漢方薬が販売されるようになってきましたが、一見簡単そうに見えて、胃腸薬ひとつとっても実はとても複雑です。 だから一度でもいいからぜひご来店していただきたいと思います。どんな病気でも、お客様ひとりひとりのお話をじっくり聴いて、 顔の色艶などを含めた全身を拝見する、それが結局の所、早道になると思います。
Q. そうですね…。胃腸を中心にしたお話をありがとうございました! 私も生ものや冷たいものをとりすぎないように気をつけます。ところで、先生はどんな食物がお好きですか?
A. 私はろ餅(ろびん) が好きです。
Q. ろ餅ですか?それはどうやって食べますか?
A. くちで食べます。
Q. ???どんな食べ物ですか?
A. 小麦粉を水でねってねぎなどを入れて作るものですが、胃腸にやさしくおいしいですよ。
ちょっと大変そうですが、今度ぜひ詳しい作り方を教えてください。 今日はありがとうございました。
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張先生にインタビューしました
2013/01/01