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「枸杞(クコ)」を試してみませんか?

こんにちは。

今回は薬膳の食材として有名な枸杞(クコ)について書いていきたいと思います。

枸杞の中医学的効能:

養肝(ようかん)、滋腎(じじん)、潤肺(じゅんぱい)

枸杞は益精明目(生命力の根源である「精」を補い、目をすっきりさせる)の効果があると言われており、薬性は平性で体を温めたり冷やすことは少ないため多くの体質の人に合う食材です。

昔から「枸杞は最良の薬菜」と言われてきました。

枸杞には抗酸化作用に優れたゼアキサンチン、ポリフェノールの他、アミノ酸、ビタミン、ミネラル等が豊富に含まれており、薬膳や中華料理に使用される他、目やお肌の力、元気をサポートする目的などで幅広く使用されています。

当薬局で販売している枸杞関連商品

・イスクラ枸杞ジュース

抗酸化力が高い完熟した枸杞の実を使用したジュース。

1本(500mL)に枸杞の実2.3㎏(約3500粒)を使用しています。

そのままでも飲みやすいですが、オレンジジュースとミックスして飲むのもおすすめです。

・イスクラ貢果枸杞

厳選された枸杞の実。

「貢果」とはその時代における最高レベルのものを指す言葉です。

・ベリースタイル

枸杞の実にラズベリーとツバメの巣を加えて作られた混合果汁でさっぱりしていて飲みやすいです。

キャッチフレーズは「きれいを続ける」。

潤いを補い、逃がさずに全身に行きわたらせてくれます。

・杞菊地黄丸、双料杞菊顆粒(第2類医薬品)

効能効果

体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりやロ渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下

ご興味がある方はお気軽にスタッフにお問い合わせください。

2022/03/03

黒豆味噌を仕込みました

こんにちは。大森です。

今年も黒豆(黒大豆)で味噌を仕込みました。

年齢的に、アンチエイジンを意識する年齢になり、普通は黄大豆を使うところ、あえて黒豆を使うようにしています。

黒豆(黒大豆)は大豆の一種なので、普段見かける黄色い皮の黄大豆と栄養はほとんど同じですが、黒い皮にアントシアニンという色素成分が含まれているのが特徴です。

アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。

体の老化の原因の一つは酸化ですから、抗酸化作用が期待できる黒豆はアンチエイジングに良く、味噌であれば毎日少しずつ手軽に摂ることができます。

中医学ではアンチエイジングには「補腎」をします。

中医学でいう「腎」は生長・発育をつかさどり加齢によって衰えていきます。

ですから衰えを少しでも緩やかにするために「腎」を補って対策するわけです。

薬よりまずは食べ物でなんとかしたい方は、意識して腎に良い食べ物を摂りましょう。

例えば、腎のイメージカラーは黒色なので、黒い食べ物は腎に入って補うとされています。

普通の大豆よりは黒豆、白ゴマよりは黒ゴマ、黒木耳、椎茸などなど。

(黒色ではないけど補腎できる食べ物もたくさんあります)

黒豆味噌

【材料】

乾燥黒豆 1.2kg

生米麹 3kg

塩 650g

出汁昆布 35g

板粕 2袋

【作り方】

①(前日)黒豆を洗って水に浸す

②容器や道具は消毒しておく

③厚手の漬物袋に生米麹と塩を入れよく混ぜ、塩切り麹を準備する

④黒豆が入った鍋を蓋をせずに強火にかける。沸きそうになったらすぐ弱火にし、アクを取りながら約2時間半煮る

⑤指で潰せるくらいになれば火を止め蒸らす。

⑥お玉で余分な煮汁をすくい、念の為タネが固すぎた場合の調整用に別容器に移しておく。※このとき煮汁を残しすぎるとタネが柔らかくなりすぎ、煮汁が少なすぎるとハンドミキサーでは潰せないので、鍋を傾けると煮汁が残ってる程度にする

⑦ハンドミキサーを鍋に入れ黒豆を潰す

⑧時々上下を返しながら冷ます

⑨冷めたら塩切り麹に加えよく混ぜる

⑩団子に丸めて甕に投げ込む

⑪表面を平らにならして出汁昆布を刺す

⑫表面を板麹で覆って蓋をする

⑬ラップでその表面をぴっちり覆い、重石を乗せる

一年前に仕込んだ黒豆味噌。味噌表面を覆った酒粕の白色が茶色になってます。酒粕を剥がすと下には味噌ができてます。

 

2022/02/08

花粉症対策~胃腸の視点から~

こんにちは。

まだしばらく寒い日が続きますね。

今回はシーズンを迎えつつある花粉症などアレルギーについて、胃腸の機能の重要な役割を担っている脾(ひ)をケアする必要性について書きたいと思います。

アレルギー症状を発症させないためには、まずは原因となるアレルギー物質を体内に侵入させないことが大切です。

中医学では外部の異物(花粉やウイルスなど)から身体を守るバリアのようなものを「衛気(えき)」といいます。

衛気の機能は、脾が飲食物を消化吸収したその栄養物質によって維持されているので、脾の機能が低下すると衛気が弱くなり、外部の異物の侵入を許しやすく、花粉症など諸症状を引き起こしたりします。

中医学には、「四季脾旺不受邪(四季を通して脾胃の働きが強ければ、邪気を受け付けない)」という言葉があり、脾を整える重要性は昔から伝えられてきました。

脾の機能を高めてバリアを作り、花粉など異物の侵入を防いでいきましょう。

養生法

・脂っこいもの、味の濃い物、甘い物は消化が悪く、脾に負担をかけるので、なるべく控える。

・脾は冷えた環境に弱いので冷たい飲食物は避け、野菜は生よりもなるべく加熱した状態で食べるようにする。

・脾は湿(過剰な水分)に弱いので、水分の摂りすぎを避ける。

・脾はストレスの影響を受けやすいため、ストレスを貯めこまずに発散することを心がける。

など。

脾の機能を助けるおすすめの漢方薬もありますので、お気軽にスタッフにご相談ください。

2022/02/03

研修生日記-胃腸の大切さについて

こんにちは。

イスクラ研修塾35期生の石川です。

12月から毎週土曜日に中野店で実習させていただきました。

中野店の実習も残り1回……とても寂しいです。

実習では、先生の相談を横で聞かせていただいたり、症例の問題を出していただいたり、お客様の対応を教えていただいたりと色々学ぶことができました。

2か月の実習を経て、中医学の奥深さを知り、この世界に入って本当に良かったと思いました。

 

さて、年末年始にたくさん食べた方は多いのではないでしょうか。

コロナウィルスが増えてきましたね。手洗い、うがいはもちろんのこと、免疫力を下げないようにしましょう。

中医学では、胃腸が飲食物を消化吸収することによって「気(き)」、「血(けつ)」を生むと考えます。

胃腸の働きが弱ると他の臓器に影響がでて、免疫力の低下につながります。

年末年始に暴飲暴食して、胃腸の調子が悪いなと思う方はご相談ください。

 

他にも過度の運動や睡眠不足は免疫力の低下につながるので注意してくださいね。

2022/01/22

冬の養生~養血のススメ~

こんにちは。

寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

今回は冬の養生について書きたいと思います。

日本の冬は気温、湿度ともに低く、体が冷えやすかったり、お肌が乾燥しやすかったりしますね。

中医学において、冷えや乾燥は「血」と深い関わりがあります。

血は身体に栄養や潤い、熱を届ける働きがあり、量や機能が低下した状態を「血虚(けっきょ)」と言い、血虚になると冬に冷えや乾燥が悪化しやすくなります。

このような場合、血を補い機能を高めること「養血(ようけつ)」を行いながら、血の消費を抑えることが大切です。

○養生法

・血を補う食材(ホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、レーズン、クロゴマ、クロマメ、キクラゲ、イカ、牛レバーなど)を摂る。

・冷たいもの、脂っこいものを控え、無理な減食をしない。

・頭使う作業を長時間続けず、細かく休息をとる。

・スマートフォン、テレビ、パソコンの画面を見ることは血を消耗するため、長時間見るのは避ける(特に夜は睡眠の質が悪くなるのでNG)。

・夜は早めに就寝する(しっかりと睡眠をとることで血を補うことができます)。

など。

血を補うおすすめの漢方薬もありますのでお気軽にスタッフにご相談ください。

2022/01/18

イスクラ薬局の運営会社情報

運営会社 イスクラ産業株式会社(英文会社名:lSKRA INDUSTRY CO., LTD.)
本社所在地 〒103-0027 東京都中央区日本橋一丁目14番2号
設立年月日 1960年3月1日
事業概要 ロシア・CIS諸国・中国との医薬品、医療機器、化学品の輸出入
中成薬(中国漢方製剤)、健康食品、スキンケア製品の製造、販売