“ 季節の変わり目である節分には邪気が入りやすい”と考えた昔の人々は、
豆(大豆)をまいて邪気を追い払おうとしました。
豆= 魔滅、また炒った豆を用いるのは炒る= 鬼を射るという意味から来ているとか。また、鬼が悪いものという観念は、中国から伝わって来たもので、もともと日本にはなかったそうです。そのため、“ 鬼は内 福は内”とかけ声をかける地域もあるようですね。
大豆は、タンパク質の宝庫として栄養価も高く、最近ではその一部成分が骨の強化や更年期症状の緩和、免疫力の向上などに役立つとして注目されています。中国でも、大豆は気を補い、胃腸の消化機能を高め、利尿効果のある食材として使われます。
ただし、消化に時間がかかるので食べ過ぎには注意しましょう。
今年は、久しぶりに豆まきをして福を迎える準備をしようかなと思っています。

折原